今回は、緊急ACPについて学ぶセミナーを2つご紹介します。
この機会に、ACPについても簡単にご紹介します。

ACP アドバンス・ケア・プラニング
ACPという言葉を聞かれたことはありますか?
Advance Care Planningの略で、日本語ではアドバンス・ケア・プラニングとカタカナで表記されたり、人生会議と言われたりします。
将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことです。患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化することを目標にしています。(東京都医師会ホームページより)
多くの場合、慢性的に経過する病気について、主治医や家族が繰り返し話合うことを前提としています。
ただ、救急や集中治療の現場では、繰り返し話し合う時間的余裕もないままに、意思決定が必要となることもあります。
今回ご紹介するのは、緊急事態において行うACP(緊急ACP)について学ぶことができる無料のオンラインセミナーです。
緊急ACP~悪い知らせの伝え方,大切なことの決め方
救急搬送される患者さんやご家族のほとんどが、今後のどう過ごすかなど大切なことを決められていない状態です。
しかしながら、患者や家族の多くは混乱しており、病気やケガなどの悪い知らせを受け止めるのが難しいのが現実です。
そのような厳しい状況のなかで、悪い知らせを伝え、患者の価値観に沿った治療のゴールを設定するために必要なのは、「いざという場面で」行うAdvance Care Planning = 緊急ACPです。
このセミナーでは、緊急ACPの必要性と、コミュニケーションスキルトレーニングの進め方、について学ぶことができます。

開催概要
- 日時:2023年6月20日 (火) 19:00 – 21:00
- 開催方法:オンライン(リアルタイム配信+アーカイブ配信)
- 費用:無料
- 対象:救急・集中治療領域の医療者(医師・看護師)
講師
- 伊藤香先生:帝京大学医学部外科講座
- 小坂鎮太郎先生:練馬光が丘病院
- 石上雄一郎先生:飯塚病院

プログラム
レクチャー1 緊急ACPとは?
救急外来やICUで必要な対話力は、コミュニケーションスキルトレーニングでスキルアップできる!
レクチャー2 救急現場での緊急ACPはなぜ難しい?
コミュニケーションスキルトレーニングを現場に実装する試みから
ディスカッション 事例から考える 「こんな時どうする?」
講師の先生全員でディスカッションを行います
- 申し込み方法:こちらのフォームに入力をお願いします
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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