勉強会情報

NDBについて集中して学べる!【日本臨床疫学会 第6回NDBユーザー会】臨床研究に関心のある人におススメ

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今回は、NDBユーザー会が主催する「第6回NDBユーザー会」についてご紹介します。

丸一日の勉強会ですが、オンデマンド配信もあるので遠方に住んでる人でも参加できるのでおすすめです!

NDBデータって何?(再掲)

NDBデータとは、レセプト情報・特定健診等情報データベース (NDB) のことです。

患者さんがどのような医療を受けていくら支払ったかが分かるレセプト情報と、特定健康診断の結果などが含まれたデータベースです。

もともとは研究目的で集められたデータではないのですが、研究結果を人々の健康増進や政策に生かすためにも、NDBデータを研究で利用することができるようになりました。

公的医療保険で診療を受けた全ての患者さんが対象となるので、診療の実態把握や診療行為のアウトカム評価など、様々な研究ができることが期待されています。

ただ、データ取得のハードルが高かったり、データを扱ったり分析をするのに知識や技術が必要であったりするため、実際にはまだそれほど活用はされていません。

**NDBを活用した査読付き論文リストの一覧(こちらをクリックするとリンク先に飛びます)

今回のようなセミナーは、NDBデータを使った研究が進むといいな、という目的で実施されるわけです。

日本臨床疫学会 第6回NDBユーザー会

このセミナーは、NDBについて実際に研究している人、研究しようとしている人を対象に開催されます。

お金はかかりますが、他に類似の勉強会はないですしオンデマンド配信もあるので勉強したい人にはとてもおススメです。

開催概要

  • 日時:2023年9月15日(金)10時から
  • 開催方式:対面開催を主体とし、後日オンデマンド配信あり
  • 会場:日本科学未来館7階 未来館ホール・イノベーションホール
  • 参加費:現地参加+オンデマンド4000円  オンデマンドのみ3000円

詳細は公式ホームページを参照ください

内容(一部)

【午前の部】

行政機関から見たNDBの現状とこれから(基調講演)

座長:京都大学医学部附属病院診療報酬センター 加藤源太

NDBの近況と将来像

厚生労働省保険データ企画室室長補佐 鈴木里彩

医療DXにおけるNDBの立ち位置と今後の展望

厚生労働省データヘルス改革推進本部参与 葛西重雄

【午後の部】

NDB利用における経験談、特にデータ処理の観点から苦労したこと・やってみたこと

早稲田大学政治経済学術院 野口晴子(特別抽出)

臨床疫学研究推進機構 奥村泰之(特別抽出)

昭和大学医学部衛生学公衆衛生学講座 田啓樹(特別抽出)

浜松医科大学医学部 宮下晃一(オンサイト)

研究者から見たNDBの最新情報

東京大学大学院医学系研究科 松居宏樹(オンサイト)

国立長寿医療研究センター研究所 大寺祥佑(オンサイト)

京都大学医学部附属病院医療情報企画部 森由希子(特別抽出・HIC試行的利用)

NDBの提供申出にかかる各種様式の書き方と公表物確認の確認方法について

社会保険診療報酬支払基金分析評価部ナショナルデータベース課

マスタ分科会、特に基本マスタの利用方法

NDB分析して困ったこと、できたこと等

日本女子大学家政学部 中島啓

関東1都6県-NDB傷病名の年度間の一致率についての問題提起

臨床疫学研究推進機構 奥村泰之

SQLiteを使ったNDBサンプリングデータセット標準データセット作成の試み

参加登録は公式ホームページを参照してください。

平日丸一日ですが、頑張って参加するとNDB研究についての動向を把握することができそうです。

申し込み方法

下記の参加登録システムにアクセスし、参加登録をお願いします。

以上、ご参考になればうれしいです。

それでは。

〇NDB含めたリアルワールドデータ研究について俯瞰することができる書籍


 

以上、ご参考になればうれしいです。

それでは。

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