春が近づき、京都でも美術館・博物館でのイベントが増えてきました。
今回は、平安神宮近くにある京都国立美術館で開催している「岸田劉生と森村・松方コレクション」にでかけました。
コレクション展も見ることができて、楽しい展覧会でしたのでご紹介します。
岸田劉生と森村・松方コレクション
この展覧会は、岸田劉生の作品を年代に沿って展示しつつ、岸田劉生の作品と関連の深い森村・松方コレクションも紹介する、というものです。
会場内には、油絵だけではなくて、水彩やエッチング、掛け軸になったものなど多くの作品が飾られていました。
この展覧会に行ってよかったなー、と思ったこと
今まで見たことがない岸田劉生の作品を見ることができた
岸田劉生は京都に住んでいたことがあった!
水彩の自由な絵が楽しい
特に「一見四水」は、水と触れ合う4つの場面が描かれていて笑みがこぼれました。絵葉書があったら買いたかったなー。
〇一水四見、という言葉から来ているのですね。今調べていて気が付きました。
展覧会概要
- 会期:2022年1月29日(土)~3月6日(日)
- 開館時間:午前9時30分~午後5時 金曜日、土曜日は午後8時まで開館
- 休館日:月曜日
- 拝観料:一般 1,500円、大学生 1,100円、高校生 600円
楽しい「コレクション展」!
特別展のチケットで4階のコレクション展も見ることができます。
階段を上がると窓からは鳥居と比叡山、大文字山を見ることができました。
コレクション展ではほとんどの作品が撮影OK
特別展の岸田劉生とからめて、同時代の画家の作品や、麗子像にからめて「モデル」をテーマにした作品が展示されていました。
私が楽しいと思った作品はこちら。
〇「虎穴」水越松南
虎穴に入らずんば虎子を得ずということわざはありますが、こんな虎がみっちみちの穴は虎も大変やろうなぁ、と思いました。
〇山田之冬 千種掃雲
ちょうど寒波がきている日だったので、京都の北山はこんな感じになってるかなぁ、などと思ってみていました。
多くの人が特別展だけで帰ってしまいますが、京都国立近代美術館のコレクション展は工夫が凝らされていて楽しいので、ぜひコレクション展も鑑賞してみてください。
リュックサックで行くと、背負ったままでは入場できません
ロッカーに預けるか、前で抱えて入場するように言われます
私は前に抱えて入りました
以上、ご参考になればうれしいです。それでは。
〇参考書籍:京都国立近代美術館収蔵の作品が書籍になっています。