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社会人におすすめの書籍2冊:「失敗の科学」と「脳の最適化」

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今回おススメするのは、社会人におすすめの書籍2冊です。

1冊目は「失敗の科学」、失敗をしない人はいないと思いますが、失敗への向き合い方を学ぶことができます。

2冊目は医学の知識をベースに仕事を効率的に進める方法について学べる、「脳を最適化すれば能力は2倍になる」です。

あらゆる社会人にオススメ「失敗の科学」

職種によらず、仕事をしていると失敗をすることがあると思います。

仕事に限らず日常生活で失敗をすることもあるでしょう。

この「失敗の科学」は、失敗との向き合い方について記載されています。


医療従事者には心が痛い展開

冒頭から、いきなり身につまされる医療現場の事例が提示されます。

この書籍では、安全な業界として航空業界の取り組みが紹介され、医療現場と対比されながら進んでいきます。

医療業界がやり玉にあげられているのではなく、他の業界の事例もでてきます。

「医療業界批判」の本ではないのでご安心を。

医療業界以外の事例も豊富

それ以外でも、Google、メルセデスAMGFIなどの世界的企業や、マイケル・ジョーダンデビッド・ベッカムなどの一流プロスポーツ選手の失敗事例が紹介されます。

システム改善を通じ失敗に対応する

この本では失敗を招く原因を提示するだけでなく、それをシステムを改善することで解決するべき、としています。

また、目に見えるデータだけではなく、目に見えていないものも含めたすべてのデータから見抜く意志が必要とも記載しています。

上下関係があるなかでは間違った方向に進んでいても指摘しづらい→全ての職種に対してチームワークを重視したリスク管理訓練を実施する 

などです。

失敗を不名誉なものとしてとらえ責めるのではなく、失敗とのつきあい方、失敗から学ぶことについて考えさせる書籍です。

Kindleで読むこともできるので、医療安全に関心のある人はぜひ読んでみてください。


脳を最適化すれば能力は2倍になる

この「脳を最適化すれば能力は2倍になる」は、精神科医の著者が、医学の知識をベースに仕事を効率的に進める方法、健康で過ごす方法について解説しています。

その軸となっているのが「ホルモン」です。

ホルモンといっても焼き肉屋ででてくるそれではなくて、人間の体を調節するのに必須のホルモンです。


この本が面白いところ

  • 各ホルモンについて、日常生活でどういう場面で働くかを解説
    そのうえで、どのように生活したらホルモンの働きを有効に活用できるかを説明
  • そして、その説明が具体的で面白い。

です。

冒頭に各ホルモンの特性について簡単な説明があるのですが、「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターを例に出して説明がされています。

エヴァンゲリオンの映画を最終話までAmazon Primeで観た私には、とても分かりやすい説明でした。

それでいて、論文などを基にしたり、精神科医としての臨床経験もふまえて解説されています。

正直「脳科学」を謳い文句にしている書籍やテレビについてはあまり関心がなかったのですが、この本はすっと読むことができました。

日常生活を少しでも楽に過ごしたいな、と思っている人は一度みてみてください。


以上、ご参考になればうれしいです。

それでは。

 

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