テクノロジーの進歩により私たちの生活は、日々変化しています。
私が小さい時はスマートフォンという形で小さなコンピューターのようなものを持ち歩き、インターネットで検索する、ということは思いも浮かびませんでした。
今の子供たちが生きる世界は、今想像している世界とは異なっているでしょう。
最近読んだ書籍の中で、これからの世界について分かりやすく書かれていた書籍3冊をご紹介します。
ご紹介する順番は「とっつきやすい順」です。
2025年、人は「買い物」をしなくなる:身近度No1
多くの人は日常的に何かを購入して生きています。
昨年以降、外出の機会の減少に伴いがネットショッピングに移行した人も多くおられると思います。
この書籍は、その「買い物」について、比較的近い未来の2025年の状況について書かれた書籍です。
著者の望月 智之さんは経営コンサルティングやマーケティングの経験が豊富な方です。
現状の「買い物」動向を分析しつつ、この先がどうなるかを記載されています。
出版されたのが2019年なので、2020年以降の世界の情勢は反映されていません。
記載されているものの一部はすでに現実になっているものもあります。
私自身は物を売る立場ではありませんが、身近な「買い物」を題材に未来とその未来に自分がどう立ち向かうか、を考える良い書籍と思います。
AI vs.教科書が読めない子どもたち:「ふーむ」度No1
「ふーむ」度No1というのは、「いろいろ考えさせられる」度No1という意味です(なんのこっちゃ)
著者の新井紀子さんは数学者で数理論理学、遠隔教育が専門です。「東京大学にAIが合格?」で話題になった「東ロボくん」プロジェクトのプロジェクトディレクタです。
この本では、何かと話題のAI(人工知能)が何ができて何ができないのか、が丁寧に解説されています。
そのうえで、日本の子どもたちの読解力の低さを指摘し、AIが身近になるであろう未来にむけての教育に展開していきます。
個人的には、どういう人材がこれから必要とされているか、アメリカと日本の企業の違い、日本人が抱いている幻想、など切れ味鋭く記載されていて興味深く読ませてもらいました。
AIについての書籍はいろいろありますが、とっかかりとして良い本と思いますし、子育て中の方にはお子さんの教育にも役立つほんと思います。
年収は「住むところ」で決まる:社会を考える度No1
2020年以降、テレワークが可能な職場も増え、どこに住むか、を考えた方も多いと思います。
2014年に出版されているので、現在の状況とは異なる部分もありますが、考え方が参考になると思うのでご紹介します。
著者のエンリコ・モレッティさんは、労働経済学、都市経済学、地域経済学が専門の経済学者です。
この書籍では「浮かぶ都市」と「沈む都市」の賃金や雇用の違いについて説明しています。ただのマニュアル本ではなくて、図表も多く社会の動向を詳しく説明しています。
2014年から今にいたるまでの日本の状況と併せてよむとより理解が深まります。
ここに記載されていることと全く同じことがこの先に起こるとは限りませんが、今後の社会や地域を考える上でとても参考になると思います。
以上、これからの社会や生活を考えるのに参考になる書籍3冊をご紹介しました。
ご参考になると嬉しいです、それでは。