今日は、健康寿命について、行政・企業・大学(研究)・地域が一体となっての取り組みについて報告されるセミナーについてご紹介します。

PPP: public and private partnership
今回ご紹介するセミナーのテーマでもあるのが「PPP: public and private partnership」
政府と民間がパートナーを組んで公共事業に取り組む事業化手法のことです。
近年ではさらに、当事者も一緒に問題解決のための研究を行うようになってきています。
政府(行政)、民間、当事者、研究者のどこかが突出するのではなく、連携して進めていくのは難しいことです。
次では、認知症領域における取組に関するセミナーをご紹介します。

第115回HGPIセミナー「秋田県における健康寿命日本一を目指した地域住民とともに歩む研究」
高齢化社会において、元気に年を重ねることは重要な課題です。
ただ寿命が長いだけでなくて、健康寿命をのばすために、地域でどう取り組むか・・・
今回の講演では秋田県で、行政や職能団体や企業と連携しながら、地域住民を巻き込んだ研究に取り組む研究者が、研究と実践の双方からその活動について話を行います。
地域の取り組みと研究、両方について話を聞くことができる機会はあまりないと思うので、ご紹介します。

開催概要
- 日時:2023年3月9日(木)18:30-20:00
- 形式:オンライン(Zoomウェビナー)
- 言語:日本語
- 参加費:無料
- 定員:500名
- 講師:大田 秀隆(秋田大学高齢者医療先端研究センターセンター長・教授)
申し込み方法や詳細については、公式ホームページをご確認ください。

家族と認知症について考えるおススメ書籍
以前もご紹介しましたが、家族と認知症について考えるおススメ書籍を2つご紹介します。
もうあかんわ日記
こちらは2021年に出版された本。
書評欄で知り、興味を持って購入しました。
著者の岸田奈美さんは30歳代の女性。
東京で働く著者には、地元神戸に認知症の祖母、大病を患って車いす生活の母、ダウン症の弟、がいます。
このお母さんが体調を崩してしまい、著者が東京から神戸に戻った段階でこの本は始まります。
ご本人の葛藤がリアルに書かれていてどんどん読み進められます。
この本の続編?ともいえる「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」は、最近映像化されました。
ペコロスの母に会いに行く
マンガ家の岡野雄一さんが認知症のお母さんとの日々を、マンガも交えてつづったエッセーです。
すこし前に出版された本で、映画にもなりました。
故郷で一人で暮らすお母さんが認知症になったことをきっかけに、実家に戻って暮らすことになった男性とお母さんの日々が優しくつづられています。
くすりと笑えるところもありますが、私にとては泣ける本でした。
「今の時間の大切さ」を改めて実感できる本です。

以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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