奈良県と三重県にまたがる大台ヶ原
自動車で山頂近くまで行くことができることもあり、多くの人が訪れます
その大台ヶ原に「予約をしないと入ることができないエリア」があるのをご存じでしょうか?
それが今回訪れた「西大台利用調整地区」です
事前に予約をして、当日は10分間のビデオレクチャーを聞き、散策をするときも名札を装着する必要があるところです。
今回はガイドさんと一緒に歩きましたが、とっても良かった!
新緑が美しい、西大台利用調整地区の様子をご紹介します
西大台利用調整地区ハイキング
大台ヶ原駐車場→ナゴヤ谷
ビジターセンターでレクチャーを受けたあと大台ヶ原駐車場から出発
前日の雨も上がり、新緑が美しい
少し歩くとゲートがあり、監視員さんに名前を伝えてから入山します
山中では歩道以外のところを歩いてはいけません
台地上の大台ヶ原から下って、上るのが今回の大体の行程
30分ほど下ったらきれいな川がでていました
ここがナゴヤ谷といわれるところ
大台ヶ原を探検した松浦武四郎が「ここに骨を埋めてくれ」といったほど気に入った場所です
それもわかるほどの美しいところでした。
今回のルートでは何度か川を渡ります
前日まで雨だったので水量が心配でしたが、朝には水も引いて問題なく渡ることができました
日本一の雨量で知られる大台ヶ原ですが、水が引くのも早いそうです
ナゴヤ谷→開拓跡
ナゴヤ谷のあとも、上ったり下ったりを繰り返しながら緩やかに下ります
立派なブナや
きれいな新緑
を見ながら歩いていきます
雨上がりだったので苔がとても美しかったです
ナゴヤ谷からのんびり2時間ほどで開拓跡に到着
昔、ここで作物を栽培しようしたそうで「開拓跡」と言われています
大台ヶ原の気候が厳しいため、作物は育たなかったそうです
この開拓跡エリアには、携帯トイレブースがあります
携帯トイレも用意されていて、利用者はチップをしはらって利用。
使用済みの携帯トイレは出発した大台ヶ原ビジターセンターで回収してくれます
ここがちょうど中間地点
のんびりお昼休憩をとりました
開拓跡→展望所
お昼休憩をして再出発
歩いていると右手に池が出現
この池、雨上がりにしか出てこない幻の池だそう
森の中にひっそりとたたずむ池がとても神秘的でした
池を過ぎたら展望所へ
周回コースから離れたところにはあるのですが、見どころがあるのです
第一の見どころが、かぼちゃのような形をした木
ミズナラの木ですが、角度から見ると根本がまるでかぼちゃみたい
草間彌生さんのかぼちゃを思い出しました
かぼちゃの木からさらに歩くと視界が開けたところがでてきます
ここが展望所
見えているのが、多くの人が大台ヶ原散策で訪れる東大台エリア
大きな岸壁が迫力がありました
展望所→駐車場
展望所で眺めを楽しんだ後は、周回コースまでもどります
周回コースに合流したあとは、いよいよ駐車場までの上り返し
標高差約300mを登り返します
この登り返しは最初がちょっと急ですが、いつも山歩きをしている人なら特に問題ないと思います。
途中には美しいヤマツツジも咲いていました
帰り道も何度か渡渉を繰り返すのですが、湧水をくむことができる水場もありました
タタラ力水という湧水です
この立派な巨石の下から水が湧き出ています
まろやかな味で美味しかったです
水場を過ぎてからもゆるやかにのぼります
またゲートを通って駐車場に着きました
歩いているときであった人(巡視員さん以外)は10人以下
とても静かに、西大台の自然を満喫することができました
今回は雨上がりということもあって新緑がとてもきれいでした
季節を変えて次は秋に訪れたいと思っています
〇西大台エリアへの利用申請はこちらの公式サイトに記載があります
〇今回出かけたエリアの山と高原地図です
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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