2023年5月に出かけたチュニジア旅行
チュニジア近郊のガマルタのホテルに宿泊し、チュニス周辺の観光を開始しました
5日目の午前は宿泊地のガマルタから10kmほどのところにある、カルタゴ、の観光です
カルタゴ
カルタゴはチュニスから北東にちょっと離れたところにある海に面した小さな町です
首都から少し離れたところにある風光明媚な土地、ということで色々な国の大使公邸があったり高級住宅街として知られているそうです
世界史の中でのカルタゴ
世界史を勉強した人は、カルタゴという名前に覚えがあるかもしれません
ローマ時代よりも前に地中海に勢力を誇った国で、将軍ハンニバルの名前とセットで覚えた記憶が私もあります。
今回のチュニジア旅行は、このカルタゴ遺跡の観光を目的としてきたようなもの(私ではなくて、同行の父親が)
なので、この観光はとても楽しみにしていました。
カルタゴ遺跡観光
カルタゴ発祥の地 ピュルサの丘
カルタゴの遺跡は小高い山の上にありました
実際はこの周辺にも色々遺跡が埋まっているはず、なのだそう
ただ、カルタゴの遺跡の上に、後から来たローマ人が街を作り、その後にさらにイスラムの国が・・・ということで発掘するのも大変みたい
イスラム教のモスクの周りに発掘されている遺跡を見学しました。
なので、ここはローマ時代の遺跡、ここはカルタゴ時代の遺跡、と分かれていました
こちらはカルタゴの時代の住居
建築技術がまだ発達していないので、各部屋が狭い作りになっています
写真の左側のあたり、柱と柱の距離が近いことからわかります
カルタゴは軍港も作っていました
この写真、真ん中あたりに緑で囲われた青いところがあるのがわかるでしょうか?
ここは人工的に作られた、港だそう
カルタゴ時代にはここに船がたくさん集められ軍港として機能していたそうです。
そう思うと、この海にたくさんのローマの船が攻めてきたのかなぁ、などと思いました
カルタゴの遺跡は本当に限られているそうで、昔の住居だけでも見ることができて興味深かったです
アントニウスの共同浴場跡
続いて向かったのが大浴場
ローマ時代の大浴場は、映画化もされた漫画「テルマエロマエ」で印象に残っている人もいると思います。
この共同浴場もその一つ
浴場とは言っても、お風呂だけでなくて、サウナやジムのようなところもあってかなり大規模
この柱は復元されたものですが、当時はこれくらいの高さの柱があるほど大きな施設だったいうことがわかりました
海のそばのこんな景色のいいところに共同浴場を作るなんて、当時の政治家も民衆に喜んでもらいたいと思ったのかなぁ、などと思いました。
実際に、このアントニウスの共同浴場跡のすぐそばにチュニジア大統領公邸がありました(写真撮影禁止)
次は、カルタゴから移動して、白と青の美しいシディ・ブ・サイドの街並みをご紹介します
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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