2023年5月のチュニジア旅行の記録です
チュニスに到着後バスで移動し、地中海に面したリゾート地、スースにあるモーベンピック・リゾートに宿泊
旅行3日目にしてようやく本格的な観光が開始です
3日目は午前中はスースの観光をして、午後からはちょっと移動をします。
今回は午前中の観光第1弾「スース考古学博物館」をご紹介します
スース考古学博物館
スース考古学博物館(Sousse Archaeological Museum)はスースの街を取り囲む城壁側にある博物館です。
世界遺産であるスース旧市街にも歩いて行ける距離です。
モザイクって?
モザイクとは、小さな石やガラス、陶磁器(タイル)などを組み合わせて作られた絵や模様の総称
チュニジアは古代ローマ時代にはアフリカの属州だったこともあり、その時代にモザイクの技術が古代ローマからもたらされました。
今でもお土産物屋さんでモザイクのタイルとか、コースターを購入することができます。
スース考古学博物館、チュニジアで作品数2番目
このスース考古学博物館は、モザイクの収蔵数としてはチュニジア2番目だそうです。
1番目は首都のチュニスにあるバルドー博物館です
以前はこのバルドー美術館が観光ツアーに組み込まれていたそうです。
ただ、バルドー美術館が現在休館中(2023年7月時点)だったため、その代わりにスース考古学博物館が選ばれました。
ただ、私たちを担当してくれたガイドさんは「きれいな作品があるのはスース考古学博物館の方」と言っていました。
繊細なモザイク画
私たちが訪れた日が平日だったこともあってか、スース考古学博物館にいたのは外国人観光客だけでした。
私たち以外には、ほぼ同時に入館した10人くらいのグループと、後でやってきた5人くらいのグループ
写真撮影はOKです
たくさんのモザイクが展示されていて、時代によってテーマや繊細さが変わってくるのがわかりました。
ガイドさんによると、古代ローマ時代が一番モチーフが多彩で、色彩も豊かだったそう。
古代ローマ時代は、ギリシャ神話の神様だったり、当時の生活習慣が描かれている作品が多い。
そのあとキリスト教の時代になると露出度の高くまた自由奔放なギリシャ神話の神様は描かれなくなって、モチーフが地味になる、とのこと。
繊細な色彩
色彩のグラデーションが分かるモザイクがこちら
赤っぽい色のところも4色くらいのタイルがあって、緑色っぽい線のところも3色くらいあります
タイル自体も小さくて、これを加工する技術が当時あったことがわかります。
素晴らしかったポセイドンのモザイク
このスース考古学博物館で一番有名な作品がこちら
ギリシャ神話の海の神様、ポセイドンのモザイク
まるで筆で描いた絵のような美しさ
かなり大きな作品ですが、小さなタイルをたくさん使って作られたすばらしい作品でした
これ以外にも、当時の生活風景を描いた作品、古代ローマ以降のキリスト教のお墓で使われたものなどがありました。
室内もクーラーがきいていてすずしく、楽しい美術館でした
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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