前回までの話
室堂から浄土山までの登り道。
途中は景色や雷鳥との出会いを楽しみながら歩きました。
今回の全行程
前泊:京都駅から電車を乗り継ぎ富山駅まで。ビジネスホテル宿泊。
1日目:富山駅から立山黒部アルペンルートで立山室堂まで
登山開始し、浄土山経由で五色ヶ原まで。五色ヶ原山荘宿泊←今回はココ
2日目:五色ヶ原からスゴ乗越小屋まで。スゴ乗越小屋宿泊
3日目:スゴ乗越小屋から薬師岳を越えて太郎平まで。太郎平小屋宿泊。
4日目:太郎平から折立まで下山。
鬼岳の雪渓へ
浄土山に着いたけどまだ先は長い。龍王岳による余裕はなく、先に進みます。
えっちらおっちら歩いていたら、遠目からでも「ただ物ではない」オーラをまとった男性4~5人が休憩中。
どうやら、この方たちがこの先の「鬼岳の雪渓」の雪きりをしてくださっているそう。どおりで!
ビビりの私は、持参したチェーンスパイクを装着。その間にみなさん休憩を終えてお仕事に向かわれました。
かなり長い下りの雪渓で緊張はしましたが、おかげで慎重に歩き無事わたることができました。
皆さんの整備のおかげで安全に歩くことができます、感謝しかありません。
ザラ峠へ
その後も小さな雪渓を越え、えっちらおっちら歩きます。
出発が遅かったこともあり、かなり暑くてしんどい!
そして、獅子岳などしっかり登りもあります。
しんどいけど、熱中症になってはいけないし、休憩しながら歩きます。
わたしの後にも歩く人がいることを確認しながら、マイペースで。
そうこうしていたら、ガス(雲)がわいてきました!
その後、ザラ峠のざらざらとした細かい石の急な坂道を延々と下っているときに遠くで「ごろごろ」と雷の音が!
雷はまだ遠いけど、今いるところは隠れる場所もないし、小屋もまだ遠い。気持ちはあせるけど、急いで転んでもいけないので、慎重に下りました。
途中、浄土山で出会った「トレランの女性」と再会。「下りて登ったら天国ですよ!小屋の周りはお花がいっぱいできれいですよ!」と声をかけてくれました。
雷もなり、長い下りで心細かったので、声をかけていただけて嬉しかったです。
そして、曇り空のザラ峠到着。下りてきた坂は雲の中で見えませんでした。
途中で抜かされて、九州からの4人組のかたとお話。この後最終日まで同じ行程を歩くことを知り、勇気が湧きました。
「そろそろ行きますよ」と4人組のリーダーさん。私を気遣ってくれます。
余り遅れると心配をかけるので、私も立ち上がりますが、足が進まない・・・
「そういえば昨日は4時間しか寝ていない・・・」と睡眠不足(体力不足はなく)のせいにして、ゆっくりゆっくり歩きます。
ついに五色ヶ原到着!
坂をのぼって、木道になりました・・・
コバイケイソウの花畑の先に山々が見えます。
ついに五色ヶ原到着です!
ここまで来たら残りは短い、とたんに元気になり、小屋に到着しました。
まだまだ続く
やっぱり前日の睡眠は大事!