秋になり、いろんな美術館や博物館で特別展が開催されています。
京都市京セラ美術館のアンディウォーホル展とともに、私が「絶対行く」と思っていた特別展に行ってきました。
その展覧会は、京都国立博物館で開催されている特別展「茶の湯」
私自身は学生時代に茶道をしていたので、この展覧会が年間計画にあがったときから楽しみにしていました🎵
茶道経験者の人は、いろいろなお道具とか学んだことがリンクして面白いし、
未経験者の人も、陶磁器、墨跡、絵画といろんな国宝や重要文化財が展示されているので楽しいと思います。
思い切って、時代祭の日の朝に出かけてきました。
特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯
展覧会の名前は「特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」
お茶の文化は京都以外の場所で独自に発展したものもあります(例:松江市の不昧流とか)
が、タイトルにあるように、いろいろな資料は京都に縁のあるものが多かったです。
心に残った展示
展示室内の写真を撮ることはできませんでした。
3階から1階までいろいろな展示があって、盛沢山でした。
そんななか心に残った展示を記録しておきます
その1:備前焼の水差し
メモを取っていないので、正式名称は忘れました(^^;
3階の展示室にありました。
見る角度によって、備前焼の赤い色が浮かび上がって美しかったです。
その2:重文 黒楽茶碗 銘 ムキ栗 長次郎作
展覧会のホームページにも写真が掲載されています。
上は四角、下は丸い不思議な形。
この展示を見た後、無償に栗のお菓子が食べたくなりました。
その3:国宝 曜変天目
ぽつんと展示室の真ん中にあった曜変天目
中をのぞくと、銀河がたくさん集まった宇宙のようでした。
ここまでの展示でたくさんのお茶碗を見ていたので、余計に美しいと思いました。
いつまでも見てられるわーと思いました。
国宝なのも納得
その4:復元された国宝の茶室 待庵
地味に一番うれしかったのが、こちらの展示。
待庵とは、豊臣秀吉が千利休に立てさせたとされるお茶室。
大山崎にあって、外からのぞくことはできるのですが、中は予約しないとみることができません。
山歩きのついでに何度かそとから見たことはあるのですが、中がどんな感じなのか見てみたいなぁ、と思っていました。
そんな待庵の復元模型が展示されていて、少し距離はありましたが、どんな広さかなどわかって面白かったです。
休憩&お手洗いは2階がおススメ
けっこうたくさんの人が見に来ていました。
こういう時に困るのは、休憩場所&お手洗い。
拝観を開始する前後に立ち寄る1階にもお手洗いはありますが、けっこう混みあっています。
拝観途中の2階に、展示室からいったん外に出たところにお手洗いがあります。
そのフロアからは、窓越しに古い博物館の建物や
庭園の様子を見ることもできます。
紅葉も少しだけ始まっていますね。
外を見てゆっくりすることもできますし、この2階のスペースおススメです。
開催概要
- 特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯
- 場所:京都国立博物館 平成知新館(三十三間堂の向かい)
- 会期:2022(令和4)年10月8日(土)~12月4日(日)
- 休館日:月曜日
- 開館時間:火~木・日 9:00~17:30 金・土 9:00~20:00
展示の入れ替えがあると知って、もう一回行こうかなぁ、とか思っているほど。
秀吉が持っていた道具、とかあると「同じものを秀吉も見ていたのかー」と思うと、後世に残るものの力や不思議を感じます。
当初は仕事の帰りに行こうかなーと思っていましたが、「わざわざ」出かけたことで最後まで疲れることなく展示を楽しむことができました🎵
以上、ご参考になると嬉しいです。
それでは。
〇こんな書籍もあるみたいです