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無料で漢方について学ぶ!:医療従事者だけでなく一般の方にもおススメのサイト

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みなさん、漢方にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

私は今から20年前の学生時代(遠い目)に、とある総合病院の漢方診療科に見学に行った程度には昔から関心を持っています。

自分自身でも、薬局で買える漢方薬のいくつかは日ごろから利用していますし、患者さんにも処方しています。

漢方って?

漢方は生薬の組み合わせで体の不具合に対応する治療で、薬で治療する漢方薬以外にも針や食養生も含みます。西洋薬が「診断名」に基づいて薬を処方するのと違い、漢方薬では「症状」や「体質」に基づいて薬を処方します。

西洋薬と漢方薬は考え方が違う

漢方薬のイメージとしては、生薬を煮だして作る飲み薬、を持っている方もいらっしゃると思います。今は生薬を粉末や錠剤にした「エキス剤」もあります。ドラッグストアで購入できる製品もあり身近になってきました。

漢方薬を使ってみたい(患者さんに処方してみたい)が、どうやって学べばいいの?と思っている人のために、参考になるサイトをご紹介します。一般の方向けの情報もあるので、関心のある方はぜひ見てみてください。

ツムラ:漢方スクエア

多くの漢方薬を販売しているツムラのサイトです。

症状から合う薬を検索する機能のほか、漢方の考え方を学ぶビデオ講座などの教育ツールが充実しています。

メールアドレスを登録すると、月1回程度メールマガジンが届き、新たな教育コンテンツの情報を見ることができます。

季節性インフルエンザや花粉症など、その時期に多い疾患に対しての情報が届くので復習になるとともに、すぐに診療に反映することができてありがたいです。

Kracie:漢方セラピー(一般向け)

Kracieも多くの漢方薬を販売しています。

一般向けのサイト「漢方セラピー」では症状に合う薬の紹介や、購入できるお店の情報のほか、「60秒でできる体質診断」などの健康に関する情報が充実しています。

イラストも豊富で見やすいので、医療従事者でも漢方の入口として良いと思います。

自分自身の体質を知るためにも「60秒体質診断」試してみてはどうでしょうか?

身体の不調に対しても、体質に合った薬を選んでくれる機能もあり、自分自身の体質を知ることやドラッグストアでの購入の際にも役立つと思いました。

Kracieにも「漢・方・優・美」という医療従事者向けのサイトがありますが、ツムラのサイトと比べると見やすさや情報量に劣ります・・・

日本東洋医学会

日本で東洋医学や漢方関係の専門医である「漢方専門医」を認定しているのが「日本東洋医学会」です。

一般の方向けのサイトには、漢方についての情報提供に加えて、「漢方専門医」を検索するツールも提供しています。日本では専門医でなくても漢方薬の処方をすることができますが、専門医に診てほしいという方はこういう学会のサイトを活用して合う医師を探してもらえればと思います。

医療従事者向けのサイトには、e-ラーニングの情報や学術誌・学術集会の情報が掲載されています。

見やすさは企業のサイトと比べると劣りますが、「Q&A集」「新型コロナウィルス感染症関連」など学会ならではの情報もありますの。

こういう無料のツールを足掛かりに、次は本を読むなど学びを深めていけるといいな、と思っています。

関連書籍

もっと勉強したくなった方はこちらもどうぞ。

今年出版された2冊。

〇臨床例を挙げながら解説がある、漢方症例集。2021年出版


〇上記の書籍を使いながら学ぶ「ノート」もあります。同じく2021年出版


〇マンガでわかるシリーズは、導入としてはいいですよね。


以上、ご参考になれば嬉しいです。それでは。

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