京都を旅行するときに悩むのが「いかに効率良く観光をするか」
それほど大きくはない京都市中心部ではありますが、観光名所はけっこうちらばっていて、公共交通機関で移動しようとすると大変
楽に移動するために、タクシーを貸し切りにする方もいらっしゃいますが、お金の面でなかなかたいへん
そういう時に便利になるのが、定期観光バスです
今回は、2024年3月18日まで開催されていた冬季特別公開拝観ができるバスツアーで、源氏物語や紫式部ゆかりの地を回ってきました
京都定期観光バス 「紫式部と源氏物語」
今回参加をしたのは、「紫式部と源氏物語」というツアー
午前10時10分に京都駅を出て、15時過ぎに戻ってくるというお昼ご飯付きのツアーです
お値段は10800円です
受付は烏丸口
バスがあるのは、烏丸口側
京都タワー側の出口で、京都市中央郵便局の方(左側)に歩いていくとこういう建物が見えます
ここで受付
バスは観光バスタイプの立派なバスで、座席は指定されていました
この日は、この内容のツアー最後の日曜日ということで、満席でした(びっくり)
市内3か所めぐる+食事ありのツアー
廻った場所を順にご紹介
蘆山寺
まず訪れたのは、京都駅から15分くらいのところにある蘆山寺
ここは、紫式部の家があった場所として知られています
立派な松が迎えてくれました
建物の中に入るといらっしゃるのが・・・
きんぴかの紫式部像
大河ドラマ光る君へに出演している佐々木蔵之介さんも、2024年のお正月にこちらを訪れたとSNSで書かれていました
お庭もきれい
こけの形が雲にみえるように配置されていて
源氏物語で最もたくさん出てくる桔梗の花が植えられています
実際に源氏物語では「朝顔」として出てきますが、その当時の「朝顔」が今の時代の「桔梗」なのだそう
てことは、朝顔の君は今の桔梗の花のイメージなのですね
けっこうびっくり、でも作中の朝顔の君のイメージは確かに桔梗の花かも
特別公開の内容
特別公開では、源氏物語の場面を描いた掛け軸や、絵巻物、蘆山寺を創建した元三大師の像が公開されていました
学生ボランティアさんがとても分かりやすく解説をしてくれて、案内が終わったタイミングで自然と拍手がわきおこりまいた
特別公開の時期でなくても、ゆっくりお庭を見るだけでも楽しい場所です
嵯峨釈迦堂 清凉寺
お昼ご飯をはさんで次に向かったのが、嵯峨釈迦堂 清凉寺
京都市では西の方になるので、蘆山寺から清凉寺にはなかなか行きにくい
観光バスならではです
この時は結構な雨がふっていました
満開の河津桜か遠くからでも美しかったです
清凉寺では、お堂でお坊さんの解説を聞き、お堂の中を拝観しました
小さな仏さんが安置されていて、なんと、平安時代に中国から持ち帰られた仏様
紫式部とかが生きていた時代にはすでにここにあった仏様で、輿に乗って全国を巡ったそうです
「紫式部もお参りに来たのかなー」などと思いました
まっすぐの松がきれい
特別拝観の内容
宝物殿を拝観することができました
宝物殿には、光源氏のモデルともいわれる源融に似せて作られたという国宝の阿弥陀如来が安置されています
1本のヒノキでつくられていてかなり立派
こういうものを作らせた源融の財力、権力がすごかったんだな、と思いました
渉成園
最後に訪れたのは渉成園
京都駅近くにある、東本願寺の別邸の庭園です
今回は雨降りということもあって良い写真がありませんでした
庭園の美しさは、2022年の春の記事をどうぞ
特別公開の内容
渉成園の特別公開は、棟方志功の襖絵でした
小さなお部屋ですべての襖絵が宗像志功が描いたもので壮観!
事前に荷物を預けないといけないので、コンパクトな荷物で行くのがお勧めです
定期観光バスに参加して
京都定期観光バスに乗るのは初めてでしたが、楽しかったです
定期観光バスの利点として
- 移動がらくちん
- 説明を聞かざるを得ないので勉強になる
と思いました
自分だけで行くと、宝物館も素通りし、書かれている説明もあまり読まずに先を急いでしまいがちです。
こういうツアーだと、団体行動なのでいつもは見ない箇所を観光するので、新鮮でした
舞妓さんの踊りを見るなどいろんなツアーがあるようなので、機会があれば参加をしてみたいです
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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