姫路滞在のレポートが続いていますが、なぜ姫路に行ったのか、というと平成中村座を見に行ったから。
本当は、日帰りで平成中村座だけを見て帰るつもりだったのですが、
姫路城見てみたい
→日帰りだったら歌舞伎だけ見て帰ってしまいそう
→じゃぁ泊まろう
→なら美味しいもの食べたいな(淡流でご飯)
https://parallel-careers.com/tanryu/7302/
→せっかくいくなら近くの山も歩きたいな(書写山ハイキング)
と相成りました。
今回は姫路に来た本来にして最終目的の平成中村座のご紹介です
平成中村座 姫路公演
平成中村座は、お亡くなりになった18代目中村勘三郎さんが「江戸時代の芝居小屋の雰囲気を感じられるように」と作った移動式の芝居小屋です
全国や海外でも公演をしていて、私も今まで2回ほど見たことがあります
今回は、姫路にも行ってみたかったし、頑張ってチケットを取りました。
住んでいるところから遠いので、昼の部のみの観劇です
すごい、チケットは千穐楽まで完売
私が行ったのは千秋楽の1週間前でしたが、チケットは全て完売!
私は一般発売開始と同時に申し込みをしましたが、上から2つのランクの席は全て売り切れでした。
人気なんですねぇ
姫路駅構内や、姫路駅からお城までの道にも役者さんの幟や、ポスターが貼られていて街を上げてこの公演を盛り上げようとしているのを感じました。
姫路駅構内でも着物姿の人がちらほらいて、集客力があるのを感じました。
劇場の雰囲気
建物の前には、出店があって昔の芝居小屋の雰囲気を出しています
私は、歌舞伎の場面を描いたポストカードを買いました
いつもの歌舞伎公演でも使う、イヤホンガイドも借りることができます
(今回はあんまり解説がなかったので、無くてもよかったけど)
飲み物とかも売られていたけど、割高かな、と思って買いませんでした
(朝ご飯でたくさんお金使ったしね)
小屋の中に入ります
舞台にかかっている幕は平成中村座だけのもの
特別感があります
隠れ勘三郎を探せ
後は劇場内に、「隠れ勘三郎」と言って勘三郎さんの目があるようです(確か13箇所かな)
私の席の近くにも1箇所あったのでパチリ
演目とその感想
今回の演目は二つとも、個人的に親しみを覚える演目でした
播州皿屋敷
ご当地の姫路城にゆかりのある演目
若い中村橋之助さんと中村虎之助さんを、片岡亀蔵さんが支える、という感じでした。
橋之助さんが演じる、悪役の浅山鉄山がどうしようもない男で、それをうまく演じておられるなぁ、と思いました。
暗転するところとかは、お化け屋敷みたいな感じで楽しかった。
私がいるところからは、見せ場の一つである井戸が見えなかったのが残念。
ちょうど歌舞伎を見る前に、姫路城にある「お菊の井戸」とか史実のお話を聞いていたので余計に面白かったです。
鰯賣戀曳網 いわしうりこいのひきあみ
作家、三島由紀夫が執筆した歌舞伎の演目
鰯売りの男の人が身分を騙して、好きになった花魁のもとに通って・・・という話
身分がバレないように頑張る鰯売りの様子もおかしいし、お話も最後にどんでん返しがあって面白かった。
勘九郎さん、七之助さん兄弟がそれそれ鰯売り、花魁を演じておられて息ぴったりでした。
年々勘九郎さんが勘三郎さんに似てきている気がする・・・・
勘九郎さん演じる鰯売りの口上に「阿漕浦」とか、「伊勢」とか私の出身地の三重県にちなんだ言葉が出てきたのも嬉しかったです。
最後は、平成中村座お決まりの、借景のお城が出てきて盛り上がって終演となりました。
遠かったし、なんなら泊まっちゃってお金を使ったけど、楽しい歌舞伎を見ることができて、姫路観光も楽しんでいい1泊2日の小旅行でした。
また、近くで平成中村座開催してくれないかなぁ
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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