8月に坂東玉三郎特別公演をみに行ったばかりですが・・・
今回は、9月に南座で上演している 「九月花形歌舞伎 新・水滸伝」に行ってきました
特に期待しないで行ったのですが、とても楽しかったのでご紹介します
花形歌舞伎って?
今回の上演のカテゴリーは「花形歌舞伎」
歌舞伎では若手の役者さんを「花形役者」と表現します。
通常の講演では主演を務める機会が少ない若手の役者さんをメインにして上演されるのが「花形歌舞伎」です。
歌舞伎の場合は、一人前と言われる年齢が他のエンタメよりも上です。
この「花形歌舞伎」では20歳代~40歳代前半の人がメインの役柄にあてられたり、演目も最近作られたものを上演するなど若々しいイメージです。
九月花形歌舞伎 新・水滸伝
というわけで、今回でかけた「九月花形歌舞伎 新・水滸伝」
京都の南座で9月24日まで上演中です
この演目は初めてでしたが、行ってみてよかった!
その理由を説明します
新・水滸伝
中国の物語「水滸伝」をベースにした歌舞伎です
中学生のころ「三国志」「項羽と劉邦」「水滸伝」を読む人が周りに多かったのですが、私は「三国志」は読了したものの、「項羽と劉邦」「水滸伝」は挫折しました
〇三国志はマンガも、吉川英治版も読みました
というわけで、水滸伝の話は全く知らず、予習もしないでのぞみましたが、それでもわかりやすかったです
会話のテンポも良くて飽きさせない演出になっていました。
セリフも現代っぽい要素も多かったし、イヤホンガイドが無くても十分わかったんじゃないかな
前月の8月に歌舞伎座で上演されている演目
南座では舞台も狭いし、演出やセリフが変更されているそうですが、みなさん2か月目だからか役になじんでおられる感じでした
花形役者さんの活躍
本当に何も期待しないで「新・水滸伝」見たことがないし行ってみるか、という気持ちででかけたのですが、面白かったです。
そう思えた理由としては
花形役者さんの活躍があったと思います。
特に、中村隼人さん!
テレビドラマにも出ていて人気の役者さんです
以前、大阪松竹座かどこかで観劇したときには、体の動きがきまっていないというか「まだお若いからなぁ」という感想を持ちました。
今回は、演じておられるのが主役ということもあってか、本当に堂々とされていて役に入っておられる!という感じがありました。
この9月花形歌舞伎は、本来は市川猿之助さんの名前を冠した公演でした
猿之助さんだったらどう演じたのかな?という気持ちもありますが、中村隼人さんの主役っぷりを観て、「観に行きたい」と思う役者さんが増えました!
市川団子さんも、以前拝見したときは数年前のオンライン歌舞伎でした。
その時かよりもぐっと大人になっておられました。
喉の調子が悪いのかな?と思うところもありましたが、身長も高いし舞台映えをされる役者さんでこれからも関西で観させてもらいたいと思いました
安心&安定の役者さん
私にとっては、関西で何度も拝見したことのある「中村壱太郎」さん「市川猿弥」さんの演技は安心しました。
ただ好きなだけですが、役柄もあいまっておかしくも人の優しさを感じられてよかったです。
市川猿弥さん、市川笑三郎さんという今話題のドラマ「VIVANT」に出演中の役者さんが二人も同じ舞台に立っているというのもすごいですね。
今回は劇場全体が良く見える座席だったのですが、けっこう埋まってました。
売り切れになっている等級もあるのですね。
歌舞伎初心者の方にもおすすめなので、歌舞伎ってどんな感じかな、という方にも是非見ていただきたいです
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kyoto/play/822
〇VIVANT、文庫本も出てるのですね、すごい人気!
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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