2025年12月25日まで京都南座で開催されていた吉例顔見世興行
千秋楽に見に行ってきました
前回は昼の部の感想を書きました
菊五郎さんの鷺娘に、仁左衛門さんの俊寛が特にすばらしかった
今回は夜の部の感想です
いやぁ、夜の部もすばらしかった
當る午歳 吉例顔見世興行
夜の部は1階の席を何とかゲットできました
ポップな祝い幕
劇場内には襲名をお祝いする写真撮影スポットもあります
顔見世ならではの「竹馬」も飾られていました
他の役者さん方への竹馬はロビーにずらっと並んでいました
役者さんのブロマイドも売られてました
ブロマイド売り場が小さいなぁと思っていたら、オンラインでも販売してくださるんですね
ファンの方には嬉しい取り組みだと思いました
入り口には幸四郎さんの奥様が立っておられました
マンガ「銀太郎さんお頼み申す」にもちらっと出ておられましたが、すらっとしてお美しい!
「インスタいつも見てます」とお声をかける勇気はなく眺めました
夜の部
前置きが長くなりましたが、感想です
寿曽我対面
この演目を見たのは多分2回目です
曽我物語という仇討ちのお話
前回も梅玉さんが工藤祐経やった気がする
梅玉さんは相変わらず上品で敵役としての格というか度量を感じました
仇討ちをしたい兄弟を愛之助さんと孝太郎さんが演じておられます
愛之助さんが大きく感じました
力任せじゃなくて役を自分のものにしているという感じでした
残念だったスマホ問題・・・
残念だったのは曽我兄弟が舞台上に出てきた金箔の場面で後ろの席で携帯電話が鳴り出したこと
持ち主は高齢女性で「私の?」と言ってる間にどんどん音が大きくなり鞄から取り出したら「止め方わからない」と・・・
そうこうしているうちに周りから「もう外に出て」と声が上がる事態に
その人が出てからも「消し方わからんのやったら来たらあかんわ」という文句まで
ていうかスマホの電源切り方わからないのに劇場こないでよ
どっちもどっちと思うけど、雰囲気地獄やし集中できないし散々でした
次の休憩の時にしっかり電源オフを確認しました
自分も気を付けたいです
襲名披露 口上
八代目尾上菊五郎 六代目尾上菊之助の襲名披露口上
千秋楽に思いをはせる口上もあって胸熱やった
上方の役者さんは口上も面白いですね
特にみんなの涙を誘った(と思う)のは勘九郎さん
三津五郎さんと勘三郎さんがこの襲名を「よかったなぁ」と言って喜んでいるはず
と仰っていました
勘三郎さんが亡くなったのが南座の顔見世の時期で、その時に自分の襲名披露口上の席で勘九郎さんが「父を忘れないでください」と言ったのは今でも覚えています
そういう経験をした勘九郎さん、その後長男として一門を率いてきた勘九郎さんだからこその言葉だろうな、と思いました
それにしても、勘九郎さん・三津五郎さんがお元気やったら歌舞伎ももっと面白かったやろうなぁ
團十郎さんも生きておられたらまだまだ現役だったはず
勘九郎さんがお父さんの勘三郎さんに似てきてびっくり
口上の後お手洗いに行こうとしたら、勘九郎さんの奥さまの前田愛さんとお子さん勘太郎さん・長三郎さんも見学に来られてました
前田愛さんはかわいらしかったです
弁天娘女男白浪
浜松屋見世先の場
稲瀬川勢揃いの場
とっても贅沢な演目
目の前にスター役者が揃って眼福でした
この演目を最初に見たのはもう10年以上前の歌舞伎座
弁天小僧を演じたのは七代目の菊五郎さんで浜松屋見世先の場の「しらざぁいって聞かせやしょう」のセリフを聞いた時は「おおーーこれがあの有名な」と感動しました
その演目を今度は八代目菊五郎さんで京都で見ることができて感動
まるで歌舞伎座が南座にやってきたようでした
稲瀬川勢揃いの場はスター役者さんが勢ぞろいして本当に豪華
お決まりのセリフを言っていかれるわけですが、期待されている言葉を期待している通りに話すのも大変なことだと思います
分かりやすく華やかで「高いチケットを払ってよかったぁ」と思う舞台でした
三人形
最後は舞踊劇で華やかに終わるのが顔見世の舞台だそう
確かに、最後が暗い演劇だったら悲しい気持ちで帰ることになりそうですもんね
その点、この三人形は楽しいし華やかだしぴったりでした
舞台は吉原で、大河ドラマべらぼうに長谷川平蔵役で出ていた隼人さんが若侍役で出ているのも歌舞伎ならではの面白さ
映画国宝の舞踊指導で注目された中村壱太郎さんは華やかな傾城
そして、坂東巳之助さんの奴がすばらしかった!
涼しい顔で運動量の多い奴の踊りを軽々と、また表情豊かに踊っておられました
全く口を開けることなく踊っておられたので余裕あるぅと思ってみていたのですが、 演じ終わって後ろの床几に腰かけておられるときは肩で息をされていました
それでも口は閉じたまま
すごい体力、すごい技術ですよね
この踊りはお父様の三津五郎さんも得意としていていわば「三津五郎家の踊り」なのだそう
すばらしい踊りで今年の観劇納めをすることができて、とても満ち足りた気持ちになりました
五人男は40~50歳代の役者さん、三人形は30歳代の役者さんが出ていて、歌舞伎のこれからが楽しみだな、と思う顔見世の終わり方でした
今年も良い舞台をたくさん見ることができてよかったです
来年は大阪松竹座のさよなら公演があります
さびしいけれど、見に行って応援したいです!
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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