先日、生まれて初めて狂言を見に行ってきました。
場所は京都観世会館。
せっかくなので、着物で出かけました。
出かけてみて思ったのは「京都観世会館は着物で出かけるのに向いてる」です。
その理由と、着た着物についてもご紹介します。
京都観世会館がおススメの理由
着物でこういう劇場に行くときに気になるのが「座席の出入り」
たいてい座席の前後幅が狭くて、座っている人に立ってもらうことになります。
着物だと、あまり狭いところを通るのはお互い気を遣いますが、だからといって通路席を確保できないことの方がほとんど・・・
でも、観世会館ならそんな心配がいりません。
座席表がこちら。
理由は
- そもそも洋服であったとしても、一度通路に出ないと奥に入れないほど座席の前後間隔が狭い(着物なのでごめんなさい・・・という感じがない)
- 一列ごとの座席の数がそれほど多くないところが多いので、出入りが楽
というものです。
実際着物の方もおられましたし、お手洗いも洋式で着物でも問題ありませんでした。
観世会館に次行くことがあっても、着物で出かけたいな、と思っています。
観世会館に着ていった着物
その日は晴れていて最高気温が22度予報でした。
ただ、帰ってくる時は夕方・・・
ということで、長襦袢は単衣にして、着物は袷にしました。
着物:紅型風の小紋
たぶん、母親からのおさがり。
譲りうけてから洗い張りして、赤い八掛を黄土色っぽい色に変えて、自分のサイズに仕立て直してもらいました。
長く着たいと思っています。
初めて狂言を見に行くので、どういう着物が良いかわからず、一番自信をもって着られるこの着物にしました。
帯:白緑赤の木の名古屋帯
これも譲りうけたもの。
白→雪、赤→紅葉 なので、冬か秋に締めたくなる帯です。
ちょうど紅葉が始まる時期だったのでこの帯を締めたいと思っていました。
帯締め:道明さんの三井寺
こちらは、佐藤チアキ先生の「多色帯締め講座」の後に購入した道明さんの三井寺。
明るい着物に明るい帯なので、締める色がいいなーと思ってさっそく使ってみました。
帯揚げ:譲り受けた橙色のとび絞り
お気に入りのとび絞り。
なんとなく、着物と色合いを合わせてみました。
着た感じがこちら。
平組の帯締めの結びかたに苦労しました。
お太鼓が曲がっているけど、直す時間はない・・・
ま、座ったままやし、誰も見ていないから良いか。
赤と黄色の木を出すことができてよかったです。
所詮は衣類やし、誰も私のことなんて見ていないから、自分が気分が上がればよいのだ。
羽織をきてお出かけしました。
草履はカレンブロッソのカフェ草履。
というか、礼装以外ではこれしか持っていない。
2㎞以上歩いて帰りましたが、楽に歩けました。
今回の狂言ござる乃座では、野村 裕基さんの効果か若いかたも多く、服装も歌舞伎とくらべるとぐっとカジュアルでした。
着物で来ている人も、小紋や紬の人が多かったかな。
南座の歌舞伎に比べると、気楽に着物でお出かけできました。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
〇今欲しいなぁと思っている「着付け本」1つ1つが短そうなので気楽に読めるかな。
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