2022年8月に出かけた北八ヶ岳の記録です。
揚げパンを食べ、黒百合ヒュッテに泊まり、天狗岳を超えて縦走・・・と思っていた2日目
2日目にして最終日になった日の記録です。
いざ、出発
朝起きたら、周りは霧に包まれていました・・・
朝日が昇る時間帯は少し明るくなりましたが、すぐにくら~くなりました。
同じ大部屋だった2人のうち、男性一人はどうやら荷物を軽くして朝食を食べずに天狗岳に行った様子。
もう一人の女性一人は、「昨日歩きたい道を歩けたし、今日はのんびりしてこのまま下山する」
とのこと。
風も強そうだし、どうしようかな・・・と思いつつも、ひとまずすべての荷物を背負って稜線のルートで天狗岳まで行くことにしました。
とはいえ、わかっちゃいたけど、ずっとガス、風も強くて、歩いていても楽しくない!
すれ違う人、同じ方向に行く人と「もうすぐ風おさまるみたいですけどねぇ」などと声をかけあいます。
というわけで写す風景もないまま、東天狗岳山頂。
なんにも見えない・・・
この後行く予定にしていた硫黄岳方面は・・・
道も見えない・・・
この先の道は歩いたことがあって、硫黄岳の手前はもっと風が強いだろうし、短いとはいえ横岳の手前で鎖場もあって見えないなか歩くの嫌、第一、このお天気では楽しくない!
というわけで、帰ることにしました。
この日の予定は赤岳天望荘泊で、予約も入れていたので、東天狗岳の山頂から電話。
事情をお伝えしたところ「わかりました、またお願いします」と感じ良く対応してくださいました。
風吹きすさぶ中電話をしましたが、心があったかくなりました。
赤岳天望荘の夕飯は憧れの山小屋ごはんの一つなので、いつか泊まりに行きたいと思っています。
とっとと下山
そうと決まればとっとと下山。
帰りは、池の方を歩くルート。
こっちの方が風が強くて、よろめくほどの風が吹いていました。
小屋で一緒になった方が登ってきていて、情報交換をしながら歩きます。
けっこう風が強くって、気持ちがすさんでいたのでお話できてうれしかったです。
これがこの日一番明るく撮影できた写真です。
そんなわけで、また黒百合ヒュッテに戻ってきました。
ビーフシチューを食べて、夕方に渋の湯を出るバスで帰ろうかなーと思ったのですが、ビーフシチューにはまだ時間があって、頑張れば午前のバスに間に合うかも。
というわけで、黒百合ヒュッテではお手洗いを借りるだけで、そのまま渋の湯目指して下りることにしました。
茅野駅と渋の湯間のバス時刻表はこちら。
まさかのバス停移動&親切に救われる
渋の湯までは樹林帯の道をひたすらくだります。
バスの時間のことがあったので、いつもよりも急ぎ足。
途中で日がさしてきたので、一枚撮影。
このバスを逃すと何時間も待たないといけないので、時間を気にしながらあるきました。
で、硫黄のにおいも漂い、渋の湯に到着
手前の橋でほっとして1枚撮影。
「よかった~間に合った~」と思ったのですが、バス停に行ってみると「土砂災害のため下流にバス停を移動しています」という掲示が・・・
えー----
そういえば、黒百合ヒュッテで一緒になった方がそんなこと言ってたなぁ、と思い返したのですが後の祭り。
どうしようかと思いましたが、とりあえず走ってみよう!と走ってみました(仕事でもめったに走ることないのに)。
渋の湯に到着して登山口目指して歩くかたの視線を感じながら、バタバタ走っていると、すれ違った軽トラの男性が「バス停に行くの?」と声をかけてくださいました。
どうやら災害復旧の工事関係者の方のよう。
「バス停まで送って行ってあげるよ、乗ってって」と声をかけてくださいました。
遠慮している場合ではないので、ありがたく乗せていただきました。
どうやら、こんな風に何回か登山者を乗せてくださっている様子。
バスに間に合わなかったこともあるようなのですが、私は何とか間に合い乗りたかったバスに乗ることができました🎵
同じバスには、黒百合ヒュッテで同じ部屋だったお二人がおられて再会。
もう一度お話もできてうれしかったし、送ってくださった方には本当に感謝です。
お礼に渡すものも、ポケットの中でバキバキに割れたクッキーしかなく・・・
男性も「いいよいいよ」と言ってくださったので、「また来させてもらいます」とお礼。
せめてもの地域貢献で「かんてんぱぱ」を茅野駅で購入して、帰宅しました。
茅野市の「バス渋の湯線」のホームページを見る限り、バス停の移動については記載がありません。
私が出かけたときは、バス停が1km下流に移設されていた関係で、
渋の湯発のバス(10時30分発)は5分遅く(10時35分)発車する予定となっていて、実際には8分遅く(10時38分)発車していました。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。