アレルギー診療についての知識は診療科に関係なく必要です。
患者さんの薬や食べ物のアレルギー歴は自分が処方する薬に影響しますし、処方した薬へのアレルギー反応を起こすこともあります。
そんなアレルギーについて学ぶツールについてご紹介します。
ENGAGE-TF
ENGAGE-TFは「Empowering Next Generation Allergist/immunologist toward Global Excellence Task Force toward 2030」の略です。日本語訳では「免疫アレルギー疾患研究10か年戦略次世代タスクフォース」となります。
アレルギー診療に関連する7学会から推薦されたメンバー(まさにアレルギーの専門家!)によって運営されています。
このグループの目的は、アレルギー領域の研究や診療を担う人材を育成しつつ、課題解決を図ることです。
その一環として、アレルギー診療に関する教育活動を行っています。
ウェブ講義とメーリングリストで学ぶ
ウェブ講義
毎月1回オンラインで講義を配信しています。
毎回テーマがあり、2人の先生が講義をしてくださいます。
テーマは「食物アレルギー」や「アレルギー性結膜炎」などプライマリケア領域でも身近な疾患です。
配信日に視聴ができなくても、後日視聴をすることも可能なのがありがたいです。
講義内容もわかりやすくて、ディスカッションも勉強になります。
ウェブ講義は残り2回とのことですが、残りの講義もしっかり勉強したいと思っています。
メーリングリストで疑問解決
ウェブ講義に申し込むと、メーリングリストに参加することができます。
ウェブ講義に関連する相談内容や、日常診療でのお悩み相談などが投稿されています。メーリングリスト参加者や運営者からのレスポンスも活発で、読んでいるだけでも勉強になります。
参加方法
ホームページ上の「出前授業」に関する投稿に参加方法がありました。
こちらに記載のあるメールアドレスまで問い合わせてみてください。
関連書籍
〇運営メンバーの先生も関わっているアレルギー診療の書籍。2021年10月出版されたてほやほやです。
〇こちらは小児アレルギーの本。この本も2021年10月出版です。
以上、ご参考になれば嬉しいです。それでは。