2024年11月中旬に立山室堂にでかけました
出かけた目的は、雪山シーズン開始に向けての雪上訓練
去年は予想以上の吹雪で山には登れず、雪上訓練だけで終わったのでした
(それはそれでとても良い経験だったのですけど)
で、今年は再チャレンジ!だったのですが・・・
雪がない!
それでもめげずに白い剱岳を見に行った記録です
2024年11月17日 室堂に雪がない
私が立山室堂に到着したのは2024年11月17日
本来であれば、室堂に雪がつもっている時期
実際昨年同じ時期に訪れた時は雪がつもってました
(なんならふぶいてた)
それがこのありさま
降っているのも雪ではなくて雨!
宿泊した雷鳥荘の周りも黒々としています
本当であれば、室堂近くの浄土山に登る予定でしたが、おとなしくこの日は雷鳥荘でのんびり講習会となりました
雨が降り続いていて、いつ雪に変わるかな・・・と期待しながら就寝しました
2024年11月18日剱岳を見に室堂乗越まで
翌朝、雨は止んでいました
雪は積もっているけどうっすら程度
どうやら、期待していたほどの積雪ではなかったようです
それでも太陽が出ていないこともあり、気温は低い状況
午前中に一時的に晴れるけれど、お昼前から再び雪になる予報
地面が凍っている、でも雪は乗っていなくてアイゼンの歯がきかないので、傾斜の急なところは危険、という判断になりました
当初は山に登る予定を変更し、剱岳の展望台として知られる室堂乗越までのハイキングです
雷鳥沢へ こっわ 凍結直後の石段下り
まずは雷鳥沢まで下ります
この下りが怖かった!
石畳の階段なのですが、この石畳が凍っていてつるつる滑る!
雪も乗っていないのでアイゼンを履いても意味がありません
今回一番緊張したところでした
なんとか雷鳥沢まで下りたころには少し日が差す瞬間も
雪に日があたってきれいでした
雷鳥沢→新室堂乗越→室堂乗越 しろーい世界
雷鳥沢から新室堂乗越を経由して室堂乗越まで登ります
少しずつ標高を揚げるについれて、立山室堂の施設が見えてきます
以前宿泊したホテル立山や、今回宿泊している雷鳥荘が見える高さまで登ってきました
途中で傾斜が急なところが出てきたので、念のためにアイゼンを装着し新室堂乗越まで登りました
新室堂乗越でアイゼンを外して、室堂乗越に向かいます
剱岳の眺望が良いといわれている室堂乗越に到着したのですが、あいにくあたりは真っ白・・・
虚無・・・
あたりを覆っている雲がとれないかとしばらく待ってみましたが、晴れる兆しはなし
帰ろうとしたところ・・・幻想的な風景が
あきらめて室堂乗越から新室堂乗越まで戻ろうとしたところ、なんと雲がきれてきました!
この変化に気づくガイドさんはすごい!
私のように下ばっかり見ていたらこういう変化には気づけないでしょう
いろいろ目配りをしてくれるガイドさんだから気づけたのかな、と思いました
せっかくなので、雲が切れるまで待ちます
反対側の室堂側も明るくなってきました
そうしているうちにだんだん、雲がとれてきて、早月尾根や剣御前も見えてきました
そしてついに・・・
剱岳の山頂がうっすら見えてきました!
雪が降ったばかりの白い剱岳!
剱岳は斜面が急なので雪がつきにくく、南側を向いている斜面の雪は太陽が出るとすぐに溶けてしまうそう
なので、白い剱岳が見られるのは、降雪直後の一瞬なんです
この白い剱岳を私たちに見せたいと思ってガイドさんは連れてきてくれました
その白い剱岳を一瞬でも見ることができてよかった
雲をまとったその姿が神々しくて、写真を家族に見せたところ「まるでヒマラヤみたい」というほどでした
剱岳の迫力を感じました
再び雲の中に剱岳が隠れてしまったのと、この後天気が崩れる予報だったので下山開始
登るときは凍っていた道も、太陽に照らされて溶けてしまいました
帰りはアイゼンを使う必要はありませんでした
このあと、予報通りに再び雪が降り始めました。
雷鳥荘で休憩後、帰りのみくりが池はこんな感じの真っ白状態
いいタイミングで登らせてもらえたのだな、ということを実感しました
今回は思っていた山に登れたわけではありませんでした。
それでも、凍った道を歩く経験や、一瞬の晴れ間に白い剱岳を見ることができました
こういう天気予報の時に一人で山に行くことは基本的にはないけれど、だからこそ、ガイドさんと一緒の時にこういう山歩きを経験できてよかったです。
とはいえ、いつかは白い立山で山登りをしたいです
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
〇ブログ村に登録しています。バナーをぽちっとしてもらえると嬉しいです。