先日のブログでも紹介しましたが、京都市京セラ美術館で開催されている特別展に行ってきました。
その特別展の一つ「フランソワ・ポンポン展」が楽しく、写真撮影OKでもあったのでご紹介します。
<フランソワ・ポンポンって誰?>
フランソワ・ポンポンは1855年にフランスで生まれた彫刻家です。
労働者階級の生まれだったので、大理石を削る仕事をしながら夜間に学校で美術を学んだそうです。
その後、パリに出て「考える人」で有名なロダンの工房に入ります。その当時は人物彫刻の方が価値があり、そちらで身を立てようとしていたようですが、あまり高い評価を得られなかったそうです。
そんななか、動物に関心を持ち動物園に通って動物の動きを観察したそう。知人にが「これを大きいものを作ってみては」というアドバイスを聞いて、大きな動物彫刻を作ったところそれが有名になったと解説がありました。アドバイスを聞くことは大事だな、と思いました。
動物彫刻をメインにするようになった時にすでに60歳を超えていて(うろ覚えです)、代表作とされるシロクマを発表したのがなんと67歳!その後72歳でなくなるまで精力的に作品を作ったそうです。作風も晩年のものはそれまでとは異なってましたし、年を取ってからも新たなものを生み出すことができるのだな、とパワーをもらいました。
<展覧会の様子>
美術館の2階で開催されているこの展覧会。白い螺旋階段で上がることもできますが、螺旋階段の下には写真を撮影したい若者がたくさんいたので、ここからは上がることができず(^^;
奥に進むと以前の市立美術館の階段があり、そこから上がることができました。そこも落ち着いたいい雰囲気でしたよ^_^
「フランソワ・ポンポン展」では写真撮影OKの箇所が3か所あります。
まずは入口。トリコロールでまとめられていて「フランス」って感じがしますよね🎵実際ポスターも目を引きました。
静かにしてくださいのような注意喚起の掲示も、お子さん向けに優しい言葉で書かれていて、こちらもほっこりします。こういう感じで注意してもらえるといいのになぁ。
展示の説明もわかりやすかったです。
で、写真撮影できた展示その1「シロクマ」
ポスターにもなっていて、この展覧会の目玉になってるんじゃないかな。
つるっとしていて、ここまできれいに整えるのだけでも大変だろうな、と思いました。
写真撮影できた展示その2「ヒグマ」
かなり小さい。「手のりヒグマ」とかできちゃいそう。
他にもいろんな動物の彫刻があって、楽しかった。動物園は現在休園していますが、動物好きな小さいお子さんでも楽しめそうと思いました。
フランソワ・ポンポンの作品が収蔵されているオルセー美術館にも行ったことがありますが、特に記憶に残っていない作家さんでした。この機会に見ることができてよかったです。
単純に「かわいい~」と笑顔になることができました🎵
<フランソワ・ポンポン展情報>
場所:京都市京セラ美術館
京都市バスの岡崎公園が最寄バス停
京都市営地下鉄の東山駅から徒歩でもOK(暑いけど)
会期:2021年7月10日(土) ~ 9月5日(日)
拝観料:一般 1,800円(1,600円)
大学・高校生 1,200円(1,000円)
小・中学生 800円(600円)
大人1800円はたかっ!と思いますが、展示の説明も丁寧でしたし、解説ビデオとかもありました。「フランスから運んでくると大変やからしゃぁないかな」という思いです。
写真が撮れたり、楽しいので1800円出す価値はあったと思いました🎵
事前予約もできるようですが、空いているので予約なしに入ることができました。
公式ホームページはこちら
以上、ご参考になれば嬉しいです。それでは。