日々のこと

京都観世会館でお能と狂言:新年の演目でめでたい気分を投入【伝統芸能に触れる】

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2022年の秋に初めて狂言をみて、「お能や狂言もっと見てみたいかも」と思った私

コントって狂言やったんや「ござる乃 座 in KYOTO」京都観世会館で野村萬斎さん達親子三代による狂言を初めて見ました。面白かったです。...

次はお能だ!ということで、京都観世会館でお能を見てきました。

初心者は初めてのお能でどんな経験をしたのか・・・ご紹介します。

京都観世会一月例会

でかけたのは、2023年1月8日に京都観世会館で開催された「京都観世会一月例会」です

なぜこの講演を選んだか

初めてのお能体験にこの「京都観世会一月例会」を選んだ理由は・・・

  • なんとなく聞いたことがある「翁」「高砂」という演目があった
  • 新年最初の公演なので、きっと豪華に違いないと思った(根拠なし)

からです。

事前準備

初心者なので、本当は上演される演目について調べておいた方がいいのでしょうけど、その時間はありませんでした(^^;

事前知識は

  • 以前にネットで無料で読んだマンガ「花よりも花の如く」 の最初の5冊と
  • 何か月か前に読んだ書籍「能はこんなに面白い!

です。



関心はあったので、少し読んではいたのですが、これでは不十分、お能は手ごわかったです。

行ってみて気づいたこと

男の人の割合が多かった

歌舞伎よりは断然男の人が多かったです。

前回でかけた狂言よりはちょっと年代は上めでした。

でも、20歳代後半から30歳代前半の男性もちらほら。

謡をされている方が多いのか、話している内容が書かれた本を読みながら舞台を見ている人がおおかったです。

有料のガイド字幕があった

公演によっては、有料のガイド字幕の貸し出しがあるようです。

また、QRコードで読み込むと演目のポイント解説が読めたり、スマホで有料音声ガイドを利用することもできるようでした。

お能では「開能中」

しょうもない話ですが、ホールの外を見たら「開能中」という掲示が

開演中じゃなくて「開能中」なんや、と小さな発見でした

写真ピンボケでごめんなさい

 

印象的だった演目と感想

今回は、能と狂言、仕舞もあって、11時開演終了は17時過ぎという長丁場でした。

途中で出たり入ったりされている方もいました。

私もおしりが痛くなって、最後の仕舞と能はあきらめて帰りました。

それでも、出かけてみてよかったです。

理由は、有名な演目や京都に縁のある演目を観ることができたし、狂言でくすりと笑うこともできたからです。

個別の感想です

能 「翁」

」名前は聞いたことがあるけれど、どんな内容かはしりませんでした。

お能が芸能として整う前の姿を残しているそうです。

翁を演じる人は舞台前に潔斎に入るほど特別な演目だそうです。

舞台にしめ縄が張られていたり、鈴が出てきたり、ストーリーがあるというよりは儀式をみた、という印象です。

終わった時に客席からため息がもれて、ほっとした空気が流れたのが印象的でした。

能 「高砂」

なんかおめでたい時に謳われる曲?という印象だった「高砂

高砂、相生、住吉とか聞いたことのある関西の地名が出てきたのと、ストーリーが分かりやすかったのですっと入ることができました。

後半で「住吉明神」が出てきたときに「神様出てきた」という雰囲気というか気分になったことに驚きました。

狂言 「隠笠」

童話の「はだかの王様」にも似た内容

洋の東西を問わず同じような話ができるんやなーと思いました。

分かりやすいし、事前知識なくても楽しい演目でした。

能 「小塩」

昨年ハイキングで出かけた「小塩山」が舞台となっている小塩

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桜の時期に小塩山に出かけたら、在原業平(の亡霊)が出てきて昔話をしながら舞い踊る、という幻想的な内容。

去年はカタクリを見にでかけたけど、桜の時期にも行ってみようかな、と思いました。

自分が出かけたところが舞台の演目を初回で見ることができてよかったです。

この時点で、私のおしりは限界だったので、残りの仕舞と能「金札」はあきらめて帰りました。

感想

能は間合いがゆったり、動きもゆっくりで、日ごろせわしなく生きている私には我慢ができないと思うところもありました。

このゆっくりと音もなく動く、という抑制のきいた芸術を楽しむというのが大人の楽しみなんかなーと思いました。

謡も初めてではハードル高かった!

狂言は十分楽しかったです。

次に見るときはもう少し気楽な気持ちで、字幕ガイドも活用しながら見てみたいと思いました。

以上、ご参考になればうれしいです。

それでは。

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