学校健診をしていたときに、大学生の女性から質問をうけました。
「おりものの量が最近変わったけど問題ないですか?」
いくつかこちらから質問しつつ返事をしながら「こういうからだのことを相談する場が少ないんだろうな」と感じました。
今回ご紹介するのは、こういう若い世代に向けて健康とからだについて解説した書籍です。
手に取りやすい工夫がされているので、お子さんがいるご家庭におすすめです。
書籍「10歳からの学校では教えてくれない 健康とからだ」
本日ご紹介するのは「10歳からの学校では教えてくれない 健康とからだ」です。
この書籍、知り合いからもらったので、自分で購入していません。
その点を踏まえてこの後の記事を読んでください。
とはいえ、自分自身でも購入して、知り合いにプレゼントしたいと思っているおすすめ本です。
目を引くのは、表紙のイラストのかわいらしさ。
髪の色や服装など、多様性に配慮して作られているなぁ、と思いました。
背表紙もかわいい。
値段は税込み1760円です。
扱っているテーマ
Part.1 やっぱり気になる!カラダのこと!
「食べるとすぐに太ってしまいます」「日焼けしすぎると体に悪いの?」
「鼻の毛穴やニキビが目立って、気になります」「毛深いのが気になります」
Part.2 カラダの調子をよくする方法
「学校の健康診断で何を見たらいい?」「アレルギーって何?」
「ワクチンって効くの?」「最近、うんちがすごい臭い気がする」
Part.3 知りたい!自分のこころを大切にする方法
「顔がすぐ赤くなるクセをなおしたいです」「緊張すると手汗をかくので、恥ずかしいです」
「なんでお父さんがウザく感じるのですか?」「すぐイライラしてキレてしまいます」
人に聞けない性のこと●女の子のからだとしくみ/●男の子のからだとしくみ
Part.4 10代で知りたい!健康生活習慣
「食べ物の好き嫌いをしても生きていけますか?」「最近、眠れないし朝も起きられなくて困っています」
「記憶力をよくする方法ってある?」「スマホばっかり見ていたら勉強できなくなるってホント?」
コラムでは、ジェンダーの話や、自分のからだを守ることの大切さなども取り上げています。
私としては「爪磨きはしてもいいの?」というテーマが「知らんかった!」という内容でした。
大人でも、医療従事者でも知らないちょっとしたことに答えてくれる書籍です。
内容の妥当性は?
こういう健康本って、内容が???と思うものもあります。
この本の監修者は、保健師の野口緑先生です。
日経Goodayで「一生ものの体のつくり方」という連載もされています。
他にも、助産師さんなど医療の専門家が監修にないっているので、内容の妥当性も確認されているので子供にも安心して渡すことができる本です。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。