今回は、知人がおススメしていて読んだところ、大変感動した本を紹介します。
出版されて一年ちょっとしか経っていないので、単行本しかでていません。
文庫本より値段が高いですが、それでも読んでよかった、と思った本です。
<おススメ本>
タイトル:エンド・オブ・ライフ
著者:佐々涼子
前回「書籍紹介」でご紹介した「エンジェルフライト」と同じ著者の本です。
この本は「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞」を受賞しているので、ご存知の方もいるかもしれません。
在宅医療の看護師として多くの方を看取ってきた著者の知人が病気になった、という連絡がきたところから本は始まります。
その看護師がその後どういう時間を過ごしたか、また、看護師とかかわるなかで出会った人たちの最期の時間の過ごし方が書かれています。
また、このテーマに取り組むきっかけとなった著者自身の経験についても書かれています。
私自身、多くの方の最期の時間に立ち会っていますが、領域が違うこともあり考えさせられることが多かったです。
感情移入しやすい私は、最初から最後まで涙ぐみながら(というか鼻をかみながら)読みました。
取材したことだけではなくて、著者自身の経験も書かれていたことで内容に厚みがあり、実感を持って迫ってきたように思いました。
周りの人も、自分も健康であるのが一番です。ただ、もし同じような状況になった時にのために、元気なうちに一度読んでおくといいなと思う本です。
私自身この先も何度か読み返すことになるかな、と思っています。
以上、ご参考になれば嬉しいです。それでは。
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