唐突ですが、「医師署名又は記名押印」って、結局どうすればよいのか知っておられますか?
今回は、「署名又は記名押印」にまつわるお話と、今どきのワクチン予診業務の負担を軽くするためのお話です。
「医師署名又は記名押印」って?
ワクチン接種の問診をするときに、予診票に「医師署名又は記名押印」、「医師名」という箇所が1か所ずつあります。
1日に200人以上問診することもあるので、200×2回も署名するのは大変です。
手も疲れますし、きれいに書かなきゃと思うと精神的にも疲れます。
実は、それぞれ意味が違います。
〇「医師名」
名前があればOK。ゴム印でも、署名でもなんでもOK
→こちらは、以前からゴム印で代用されることも多くありました。
〇「医師署名又は記名押印」
署名:当事者(自分)が名前を書くこと。
記名:自分で書く以外の方法で、つまり代筆やゴム印、パソコンを使用して氏名を書くこと。
押印:印鑑を押すこと。
という違いがあります。
詳しく知りたい方は、シャチハタさんのHPをご覧ください1)。
便利!氏名と押印がセットになったハンコ
この、「署名又は記名押印」問題、を一気に解決するハンコがあることを、医師仲間から聞きました。
名前と認印が一気に押せるハンコです。
こちらを早速注文しました。
わたしが使ったのは、こちらのお店です。
名前と認印が一気に押せるハンコ(屋号や住所は不要)の小さいほう(13 x 42mm)を注文しました。
このお店以外でも、いくつかのお店でネット購入できるようです。
「ワクチン」「記名押印」「シャチハタ」で検索するといくつか出てきます。
届いた、使ってみた!
注文して1週間くらいで届きました。
自治体によって対応に違いがあるようですが、私が関わったところは問題なく使用できました。
「医師署名又は記名押印」、「医師名」の2カ所にポンポンと押せばOK。本当に楽!
その分生まれた余力で、利用者さんとお話をすることができました。ほかのスタッフの方への対応も余裕が生まれたと思います。
周りの医師仲間に聞いても「これいいよねー」という人が多い。
その一方、「うちの地域では使えない・・・」という人も。
こういうところから、業務の効率化を図っていきたいものです。
このハンコをまだ使っていない同業者の方、ぜひ導入してみてください。費用対効果抜群です!
ワクチン接種に行かれる方、このハンコを使っている医者がいたら「医者も工夫してるんやな」と思っていただけると嬉しいです。
以上、ご参考になれば嬉しいです。それでは。
<参考にしたHP>
1)電子印鑑・決裁・署名のシヤチハタクラウド: 混同しやすい「捺印」と「押印」の違いとは?. https://dstmp.shachihata.co.jp/column/01200512/