京都の山を歩いていて、あまり花を見ないなぁ、と思っていました。
近くの滋賀の山では、お花で有名な山がいくつかありますが、京都ではきかないような気がします。
京都市内でも、京都府立植物園に行けば山野草を見ることはできますが、できれば自然の中で見たいなぁと思っていました。
そんな中、京都西山にある小塩山でカタクリを見ることができると知り、保護地区が一般開放される初日の2022年4月2日にでかけてきました。
ハイキングででかけましたが、カタクリの開花状況を知りたい人もいると思うので、カタクリの保護地区についてまずご紹介します。
開花情報は西山自然保護ネットワークのホームページで
小塩山にカタクリが咲く、と知ったのは「京都府の山」という本で紹介されていたことがきっかけです。
小塩山のどこで見ることができるのか、検索していて知ったのが「西山自然保護ネットワーク」の存在です。
このグループが、保護活動を行っていて、カタクリが咲き始めると保護地区を一般でも見られるように解放してくださっています。
開花情報を知りたいかたは、ぜひ「西山自然保護ネットワーク」のHPをチェックしてみてください。
場所は小塩山の北側斜面
カタクリの保護地区は、小塩山の北側斜面です。
大きく3か所の保護地区があります。
どの保護地区も一般者が見ることができるのは、2022年4月2日から24日の10時から15時の間です。
それ以外の時間帯は保護地区に入ることはできないのでご注意を。
小塩山の奥にある御陵の谷
小塩山の山頂に向かって歩いていくと、保護地区を示す看板があります。
この右側の道を行くとあるのが、御陵の谷です。
ロープが張られていたり整備がされています。
私が行ったのはちょっと早い時間で入ることはできませんでした。
でも、防獣ネットの隙間からでもカタクリの花を見ることができました。
けっこう急な坂道なので、下まで下りる場合は登り返しがあるのでご注意を。
いろんな花が見られるNの谷
一度登り返して、東側に向かって山道を下りていくと、Nの谷があります。
「カタクリの谷」という道標や「西山自然保護ネットワーク」の旗が立っているので気づくと思います。
この奥に進むと、ボランティアの方が立っておられて、保護エリアに入ることができました。
カタクリのことや、このエリアに咲く山野草の説明パネルもあります。
寄付金を支払うと、わかりやすいパンフレットをもらうこともできますよ。
今回、このNの谷が一番見どころがありました。
カタクリはまだ花が閉じた状態だったのですが、実生を見ることができました。
花を咲かせるまで8年かかるそうです。
一番花が開いていたのでこんな感じ・・・
でも、谷の下の方ではカタバミや
エンレイソウやネコノメソウを見ることができました。
炭の谷にも出かけました
Nの谷よりもさらに東側にあるのが炭の谷です。
こちらにもボランティアの方がおられて、案内をしてくださいました。
見頃はいつ?
今年は去年よりも1週間くらい開花が遅いそう。
今日でかけて得た情報としては・・・
- 見頃は次の週末かな?
- 気温が上がって、谷に日の光が入るお昼以降がくるんとした花を見ることができる
- 今年は下草刈りをしているし、花も多いので楽しめると思うよ
ということでした。
実際、花芽をつけたカタクリがたくさん生えていたので、満開になると美しいだろうなぁと思いました。
今年いけるかどうかはわかりませんが、満開の時の姿も見てみたいです🎵
以上、ご参考になればうれしいです。それでは。
〇京都府の山を紹介したこういう本もあります