「それはある月のはじめ、郵便受けに投函された封筒から始まった・・・・」
という書き方もなんですが、先日「大家さんからの退去通知がきっかけの転居」を経験しました。
この時の経験を備忘録代わりにまとめ、お役立ちサイトもご紹介していきたいと思います。
私自身、何気なく聞いていたYoutubeの情報を思い出し、調べてみて役立った、ということがあるので、この記事がどなたかのお役にたてば。
立ち退き通知が来た!
ことの発端
ポストに投函されていた切手の貼られていない封筒・・・
それは入居しているアパートの大家さんからの手紙でした。
内容を要約すると、「古くなったので立て替える。●月までに退去してほしい。転居先を探すのはサポートするから面談の日程を相談したい」というものでした。
まぁ、築年数が経過している物件だったのと、いろいろあったアパートなので立て替えたいという大家さんの気持ちはわかりつつも、「まだきれいやし住めるやん!」というのが本音。
立ち退きって拒否できる?
これまで何回か引っ越しは経験していますが、どれも自分の都合で引っ越しをしており相手から立ち退きを要求されたことはありません。
どうしたものか・・・大家さんとの面談の希望日を伝えつつ、面談の時に問題なく対応できるよう、ネットで調べることにしました。
自分なりに重要と思ったポイント
- 基本やり取りは記録に残す。今の時代ならメールでやりとり。電話だと言った言わないということを防ぐ目的もありますし、メールなら時間を気にせず連絡をすることができます。
- 老朽化している。というときに証拠は、不動産鑑定のみ。「何となく」や「住んでいて不満」は理由にならない。
- 立ち退きを依頼するには、依頼日の半年前に伝える&正当な理由&入居者が納得する立退料がないと無理
ということ。
この点を頭に入れて面談に望みました。
いざ、面談
大家さんが持っているビル(アパートの隣)の一室で面談は行われました。
まだ、感染対策がかなり厳しい時期だったので、窓やドアは全開放。
上で記載した3つのポイント、大家さんの説明ではどうだったかというと・・・
- 退去にかかわる要件は口頭で説明されました。大家さんからの説明のあと「記録のために今の話をメールか書面でいただけますか?」とお伝えしたところ、書面で提示されました。そのあとのやり取りは、管理会社の人とメールで行うことにしました。大家さんへのメールでも良い、と言っていただきましたが面識のない管理会社の方が言いたいこと言えるかな、と思い管理会社とやりとりすることに。
- 老朽化の根拠は示されませんでした。鑑定書など見せてほしいということもできたのですが、自分自身今の部屋で気になるところもあったので受け入れました。
- 立退料は、今の賃料3か月分と敷金を返金することと、引っ越し代金をすべて大家さんが負担する、ということでした。正直、引っ越しの手間がめんどくさいと思っていたので、この条件はありがたかったです。
録音も考えましたが、録音した内容を聞きなおさないな、と思ったので話し合いの後に書面で提示を依頼することにしました。
退去に同意するかどうかの署名は、退去日時が決まってから行う、ということになりました。理論的には上記の条件で不満な場合、交渉をする余地は残されています。
ただ、水回りや音など今のアパートで気になるところもあったので、お金を負担してもらえるなら引っ越そうか、という気持ちになり物件探しをすることになりました。
お役立ちサイト
今回の転居では、賃貸トラブル助け隊さんのHPが役に立ちました。
こういう経験が初めてだったので「これでいいの?大丈夫?」と思ったときに、信頼できる情報源を持っているというのが心の支えになりました。
以上、ご参考になれば幸いです。
それでは。