2023年の10月の連休に出かけた下ノ廊下
前回は、宿泊した阿曾原温泉小屋の様子をご紹介しました。
今回は最終日(二日目)の様子をご紹介します
雨の2日目
あいにく2日目も雨模様
今日は阿曽原温泉小屋から欅平まで歩きます
欅平からはトロッコで帰るのですが、午後になると混み合って2時間待ちになることもあるそう
というわけで、午前中のトロッコに間に合うように向かいます
私たちのペースを考えて、出発は5時前。
朝ご飯はお弁当にしてもらいました
今日も登りはあるよ
今日はまずいきなり登り、その後しばらくして少し登り、その後水平歩道、最後は激下りという行程です
真っ暗ななかヘッドランプの灯りだけを頼りに歩きます
足がおそいので前を歩くガイドさんからすぐに遅れてしまい、歩きやすいところを探しながら歩くので余計に疲れました
折尾大滝
小屋から2時間弱で折尾大滝に到着
ここで朝ご飯のお弁当を食べます
その後、本日最後の登り(と言っても、細かなアップダウンは最後まで続きます)を経て水平歩道へ
水平歩道
黒部の怪人と言われる奥鐘山西壁
こんなところをガイドさんは登ったらしい
大太鼓と呼ばれる断崖絶壁
振り返ってみると、こんなところを歩いてきたのかな、と思います。
昔宿舎があって雪崩で飛ばされたという志合谷にあるトンネルを通ります
中は水が溜まってました
昔この中で作業をしていた人がいたんですよね
〇まさに高熱隧道の世界
この日はハーネスはつけていましたが、番線がしっかりしているので使うことはありませんでした。
黒部ダムから阿曽原温泉小屋までの区間と比べると、断崖絶壁の区間は短いですが、気を抜いていると転落しそうなところは多々ありました
最後まで辛いよ
ここまでひたすら歩いてきて、最後には欅平の駅までの激下りが待っています
ここまで歩いて疲れている中で、木の根や岩が多い急な坂を歩くのは大変
当日は終わりの方には雨は上がっていましたが、木の根が濡れていて転ばないようにするのに気を使いました
木の梯子状の階段もあり、乾いていて疲れていなかったら階段のように下りられるのかもしれませんが、滑って転ぶのが怖い私は、後ろ向きに下りてしまい時間がかかりました
そんなわけで、欅平の駅に着いたときは「これで転んでも死なない」と安心しました。
最後はトコッロ
11時前に到着したので、11時46分発のトロッコのチケットとることができました
(11時4分のトロッコは改札が始まっていて間にいませんでした)
汗と雨で服はベトベト、トロッコまでの待ち時間で靴下から何から全部着替えました。
それが結果オッケー
トロッコには窓があるものと、窓がないものがありますが、窓がある方は運賃が高い。
今回は窓なしのトロッコにしたので、風と再び降り出した雨が吹き込みます
乾いた服に着替えて、ダウンも羽織っていたので、1時間以上のトロッコの旅も辛くありませんでした
トロッコで宇奈月駅まで行き、宇奈月からは電車で新幹線の黒部宇奈月駅まで移動。
新幹線とサンダーバードを乗り継いで京都まで帰ってきました。
下ノ廊下の感想
思った以上にアップダウンがあり、疲れました
水平歩道も最初はうわーと思いましたが、途中で飽きてきて、こういう時に事故をするのかな、と思いました
そういう意味で、うまく休憩を取ったり、注意をしてくれるガイドさんと一緒に歩くのが安全だと思いました
雨だったり渡渉があったこともありますが、個人的には剱岳よりもガイドさんと一緒でよかったと感じました
私がお世話になったガイドさん
あいにくの雨でしたが、霧と雲の効果でより幻想的な黒部渓谷を見ることができました
ただ、次に歩く機会があるとしたら、その時はもう少し後の紅葉の時期で、晴れたときにしたいです
〇今回のエリアを含む登山地図です
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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