2023年の10月の連休に出かけた下ノ廊下
前回は、下ノ廊下で感じた危険度や、雨が降って増水した沢を飛び越えた様子などをご紹介しました。
今回は、お昼休憩のあとまだまだ続く絶景・道のりについてご紹介します
絶景と危険が続く水平歩道
水平歩道の反対側は断崖絶壁
雨ということもあり幻想的な風景が広がります
歩き進めていくと今日の見どころの一つである十字峡に到着
ちょうど渓谷が90度に交差するところで、水の流れる風景が十字に見えます
吊り橋の真上からこの景色を見ることができます
そして、まだまだここから目的地の阿曽原温泉小屋までは距離があります
十字峡の手前の空き地でテント(本当はテント禁止)をはる人がいると聞いたことはあったけど、この時点で結構疲れていた私はその気持ちがわかりました
こんなところにコンクリート
十字峡を過ぎてもまだまだ水平歩道は続きます
だんだん飽きてくる、というのが本音
道幅は60cm程度あるものの、つまづいて転んだ先は断崖絶壁
疲れてもくるし、こういう時に転落をしたりするんだろうな、と気を引き締めながら歩きました。
吊り橋も何度かわたります
距離も長いし、下は激流
十字峡から1時間30分くらい歩いて、大きな東谷吊橋を渡ります
私の中で1番高度感があって怖かった!
ここを過ぎたところに、いきなりコンクリートなどの人工物が
(まぁ、水平歩道自体も人工物であるのですが)
この先に関西電力の仙人谷ダムがあります
ダムの堰堤を越えて、関西電力の施設を通らせてもらいます
今も現役のトロッコ
ダムの管理のために使われています
2024年から始まる黒部宇奈月キャニオンルートではこのどこかを通るのかな
中は熱かったり、硫黄の匂いがしたり、まさに高熱隧道の世界
昔の人はこんなところで作業をしていたんだな、と思いました
そして、今もこんな山奥でダムの管理のために働いている人がいます
立派な寮があり、人影も見えました
ここで作られた電気が私が住む関西方面に送られていると思うと、電気を大切に使おうと思いました。
1日の最後に峠越え
仙人ダムを越えると、いよいよ本日最後の登りです
本日の宿泊地である阿曽原温泉小屋には峠を越えないと到着できません
一日歩いて疲れたところに、急な登りと下りは辛かった!
なんとか転ばないように歩きました
最後に小屋の青い屋根が見えた時は嬉しかったなぁ
次回は阿曽原温泉小屋の様子をご紹介します。
〇下ノ廊下を歩いたあと「高熱隧道」を読みました、こんな歴史のある道を歩いたのか、昔の人たちはすごいな、と思いました
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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