夏休みに入り、子どもの悲しい事故が続いています。
子どもの事故や怪我を予防するために、日本小児科学会が資料を作成し公開しました
平易な言葉で書かれた保護者の方向けと、医療従事者向けの2つのパターンで公開されています
日本小児科学会「子どもの予防可能な傷害と対策」
転倒、溺水、など具体的な事例ごとに記載されています。
保護者用
保護者に向けたものは、応急処置のポイント・受診する目安、家庭での予防などについて書かれています。
外来で保護者の方にお渡しして、今後の事故予防に役立てもらうのにも活用できそうです。
〇子どもの予防可能な傷害と対策(一般向け)
医療従事者用
医療従事者向けも、保護者の方向けと同じく各事例ごとに紹介されています。
保護者の方向けと違い、疫学や病態について詳しく書かれています。
病態については、小児特有の怪我など、大人との違いについても書かれているので小児の対応に慣れていない医師にとっても参考になります。
〇子どもの予防可能な傷害と対策(医療従事者向け)
英語・中国語版もある「子ども家庭庁 こどもの事故防止ハンドブック」
日本小児科学会のものは日本語しか用意がありません。
日本語を母語としない方に向けた、英語・中国語版のものもあるのが。「子ども家庭庁 こどもの事故防止ハンドブック」です。
こちらは0歳から6歳(小学校に入学前の未就学児)のこどもを対象としていたり、事故予防に重点がおかれているのでいざ事故が起きてしまったときの対処法についてはあまり詳しく記載されていません。
英語・中国語での説明の補助としてとても有用だと思いご紹介します。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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