10月、東京に降り立つ用事がありました。
個人的には「歌舞伎やコンサートのために特急料金を使って移動してはいけない」と決めています(チケットが高いし、山登りでお金使うからね・・・)
なので、東京に用事があるときには、積極的に歌舞伎や展覧会の予定を確認し「ついで」で楽しんでいます。
今回は、久しぶりに東京滞在と歌舞伎の上演が重なっていたので、歌舞伎座に行くことができました!
久しぶりに玉三郎さんを見たかったので、迷うことなく午後の部にしました(さすがに、午前午後遠しは贅沢すぎたので止めました)
錦秋十月大歌舞伎
久しぶりの歌舞伎座に大荷物を抱えて到着
さすが歌舞伎座、人も多いし、着物の方も多いです。
関西とはまた違った着こなしで素敵。
きょろきょろしてしまいます。
荷物を歌舞伎座内のコインロッカーに預けて座席へ
歌舞伎座のコインロッカーは
小型 100円 大型 200円 と破格の値段でした(現金のみ)
午後の演目は婦系図(おんなけいず)と源氏物語でした
婦系図(おんなけいず)
泉鏡花の演劇を歌舞伎にしたもの
歌舞伎役者さんだけでなくて、新派の役者さんも出ていました
主人公の早瀬主税(はやせちから・片岡仁左衛門さん)は学者なんだけど、元芸者のお蔦(おつた・坂東玉三郎さん)と所帯を持っています(いわゆる内縁)
でも、育ての親から「芸者と結婚するのは認めない」と言われ、育ての親の恩を感じてお蔦と別れることに・・・
前半は「結婚するのは認めない」という育ての親との葛藤を描き
後半は「別れたくない」二人の別れを描く
という感じ。
本当はもっと長い演劇を短くしているので「え、もう終わり?」という感じでした。
現代と違って、男の人とわかれた女性が一人で生きるのは大変な時代だっただろうから、別れるのも一大決心だったんだろうなーと思いました。
主役のお二人の演技はすばらしく、20歳代に見える瞬間もありました。
玉三郎さんがかわいらしかったです
〇このムック本、持ってます
源氏物語(六条御息所の巻)
続いては、源氏物語
六条御息所が葵上にとりつくところなどを描いています
光源氏が市川染五郎さん、六条御息所が坂東玉三郎さんです
どうしても演劇なので、セリフが多くて、「こんなに六条御息所が自分の気持ちを言葉にできるひとだったら、怨霊にならなくて済んだんじゃないかな」と思っちゃいました
坂東玉三郎さんの六条御息所がすばらしかった!
一つ前の若い元芸者さんとは打って変わって、苦しむ年上の女性の雰囲気が出ていました。
役者さんってすごいなぁ。
そして、中村梅枝さんの葵の上がぴったりでした(あさきゆめみしの影響を受けている私)
染五郎さんの光源氏は「若くて自分勝手な感じ」が良く出てたと思います。
もともと上品な人が演じないと、ただのやな光源氏になりそうなので塩梅がむつかしいんだろうな、と思いました。
私の「ベストオブ光源氏」は10年近く前に(調べたら2014年やった)
南座で市川海老蔵さん(当時)がオペラやお能と組み合わせた光源氏です
お能のすごさを知りました。あれはすばらしかった。
幕間のお楽しみ「めでたい焼」
休憩時間が長い歌舞伎
せっかくなので歌舞伎座の中をうろうろ
すると見つけました「めでたい焼」1つ400円!
鯛やきの中に、紅白の白玉が入っています
白玉&餡子→美味しい
というわけで購入
温かい白玉がもちもち&やわらかで美味しかったです!
皮はぱりぱり系でした
歌舞伎を見て、美味しいものを食べて、充実の東京滞在でした!
また来れるようにお仕事頑張るぞー
〇錦秋十月大歌舞伎は10月26日までです
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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