大阪松竹座で開催中の立春特別歌舞伎に出かけました
前回は昼の部の感想でした。幸助餅のお餅美味しそうやったなぁ

夜の部も観劇してきたので、今回はその感想です
立春歌舞伎特別公演 夜の部
夜の部の演目は全て義経千本桜からでした。
人形浄瑠璃を元にした人気の演目で歌舞伎の三代名作とも言われています。
○こんな可愛い解説が販売されるほど
今回はその義経千本桜から3つの場面が上演されました
大内・堀川御所・塀外
物語のスタートがここだったか とわかった演目でした
初音の鼓という鼓が物語のキーワードになるのですが、その初音の鼓が出てくるきっかけもわかりかした
市川團子さんが初めてのお姫様役で出演されていました。
顔が小さくて可愛らしかったです
実際に親子である中車さんと團子さんが、親子役で出ているのも歌舞伎ならではだと思いました
中車さんは以前見た時よりも声がしっかり出ていて歌舞伎役者っぽくなってたように思いました
弁慶の超人的なパワーを見せるために、人の首を切って見せるシーンがあって頭の人形が乱れ飛ぶシーンがあります
大人が見る分にはいいのですが何も知らない小さな子が見るには注意かも、思いました
この後の場面にあたる「鳥居前」は昨年2024年の松竹座で行われた市川團十郎襲名披露で見ていたので場面が繋がって嬉しかったです
道行初音旅
こちらは舞踊劇
壱太郎さんが静御前 虎之介さんが佐藤忠信
そしてお笑いの役として鴈治郎さんが出演されていました
壱太郎さんも虎之介さんも踊りが上手いのと、何より虎之介さんが生き生きと演じていて素晴らしかったです
虎之介さんの最後の引っ込みのところとか引き込まれました
この演目だけでも見に来てよかった、と思いました
川連法眼館の場
義経千本桜で一番有名な狐忠信の場面です
中村獅童さんが狐忠信役でした
お昼の部では和事をされていて、窮屈そうやったけど、こちらではのびのびと演じておられる様子でした
思いもよらないところから狐忠信が出てきたり、宙乗りが有名な演目
宙乗りはなかったけど賑やかで楽しかったです
奥庭
川連方言館の場で宙乗りがなかった理由としては舞台がまだ続くから
川連法眼の館での立ち回りがあって、最後に主要登場人物が勢揃いして幕切れ
それほど大きくない松竹座にずらっと役者さんが並んだ姿は壮観でした
上村吉弥さんの登場が一瞬過ぎて驚きました
すごい贅沢な舞台
上方の役者さんと江戸の役者さんが協力して作り上げた舞台という感じで良い舞台でした
思い切って出かけてよかったです
○まだ公演続きます公式サイトはこちらです
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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