京都市の北西部にある衣笠山と左大文字山。
市内中心部から眺めることはあったのですが、山歩きとして訪れることはありませんでした。
今回、この二つの山を歩いたので、登山口なども含めてご紹介します。
その1:衣笠山
名前の由来
衣笠山は右京区と北区の境にある山で、標高は201mです。
昔は葬送の地で、遺体を覆った布地が絹掛・絹笠と言ったことからこの名前になった、とも言われています。
また、宇多天皇が真夏に雪景色が見たいと衣笠山に白絹をかけた故事から「きぬかけの山」とも呼ばれています。
山麓の龍安寺や仁和寺に向かう道は、「きぬかけの道」とも言われています。
登山ルート
仁和寺方面から登るルートと、衣笠こども園裏からの登るルートが主にあります。
ヤマレコMapでは、龍安寺の裏から登る足跡もありましたが、宮内庁管理地のようで「太一入り禁止」となっていました。
今回は、衣笠こども園の裏から登りました。
この奥には山しかないので、自転車を置いても大丈夫です。
階段を上ったところに、広場があります。
正解は真ん中の木の右奥にある道です。
右に曲がると「立ち入り禁止」の札があり、左に行くと鳥かごが木に括り付けられているのですが、道はなくなります。
気分としては、直進、です。
歩きやすい道を進むと、次第に道は左(西)に折れて、30分程度で山頂につきます。
山頂からちょっと南に展望スペースがあります。
真ん中が比叡山。手前に船岡山も見えます。
つつじも咲いていました。
仁和寺方面まで抜けることもできますが、今回は来た道を戻りました。
自転車にのって、次に向かったのは・・・
左大文字山&鷹ヶ峯
由来
左大文字山の正式名称は大北山と言います。
ちょうど金閣寺の北に位置しています。
五山の送り火で大の字がともされますが、東山の大文字山と対して「左大文字山」と称されます。
標高は200mです。
登山ルート
大の字に直接登ることもできるようなのですが、今回は地図上で「登山口」とされている道から往復しました。
金閣寺の西に接している道を北に向かって進みます。
舗装されているものの、かなり急な坂です。
自転車を押して進みました。
けっこう上がってきました。
ちょうど舗装道路の行き止まりのところがスペースがあったので、そこに駐輪しました。
この写真では後ろの方から山道が始まります。
歩くとすぐに、つつじの花が出迎えてくれました。
景色が見えるのは、途中のこの1か所のみ
さっきのぼった衣笠山が見えているのかな。
途中の分岐で左(北)に行くと、鷹ヶ峰の山頂。
眺望はないです。
引き返して、今度は左大文字山の山頂へ。
一度少しくだって、また登れば左大文字山の山頂です。
ここも眺望はありませんでした。
ひっそりとつつじが咲いていました。
大の字の火床まで下りることもできるようですが、けっこう下るので今回はパス。
来た道をもどって、自転車にのって帰りました。
思っていた以上に景色がきれいだったり、思いがけずつつじの花が咲いていたり、思っていたよりもずっと楽しい山歩きでした。
金閣寺や龍安寺、仁和寺観光のついでに、山歩きはいかがでしょうか。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
〇京都は歩きor自転車で観光をする方が楽しめることが多いです