歌舞伎

年末の恒例!南座の吉例顔見世興行・歌舞伎・後編:年増ってなんじゃそりゃ

年末に行われる京都の風物詩「吉例顔見世興行

今年も1日を通してみてきたので、その感想を書いています。

更新がうまくいかなくて、順番がばらばらになっているのですが(^^;今回がその最後です。

本日は第3部の感想です。

第3部・夜の部 6時〜8時30分

第3部・夜の部は18時から開始です。

第2部ほどではないですが、こちらも座席の多くは埋まっていました。

年増

夜の部の最初の演目は舞踊

「年増」って!?

年増という演目を見て、なんじゃこりゃ、と思いました。

解説を聞くと、年増という言葉は元々は「20歳を超えてすいも甘いも噛み分けたいい女」という意味だそう。

なので、現代のような「年を重ねた女性を揶揄するような意味」ではないそうです。

へーっと思いながら舞台は進みます。

ストーリー

元深川芸者の女性が、昔の恋模様を踊る演目です。

舞台が桜の季節の江戸なので華やかでした。

女殺油地獄

片岡愛之助さんと、片岡孝太郎さんの松嶋屋コンビが主演の演目です。

何度か見たことがある演目ですが、今回の感想は「熱演!」でした。

ストーリーとしては・・・

この女殺油地獄は近松門左衛門原作で文楽がベースになっています。

まとめると、近所に住む借金を抱えるダメ息子、実家は勘当するも最後までつっぱねることはできていない。

ただ、このダメ息子はかなり金利の高いところから借金を重ねている状態、返済に困ってしまって、近所の家の奥さんにお金を貸してほしいと頼んでも断られしまい、かっとなって殺してしまう・・・

という話。

まとめるとダメダメな話になるけれど、それを油やというシチュエーションとかで魅力的に見せるのが舞台ってすごいなぁ、と思うところ。

暗転したり切り付ける場面もあるので、お子さんとかには怖いんじゃないかな。と思います。

現代人としての感想

  • 家にお金があることや、その金額は口にしない

この話、主人公が殺しを思いついたのも、家にお金があることやその金額がわかちゃった、というのもあると思います。

もちろん犯罪に手を染める方が悪いのですけど、余計なことは言わない方がいいんだろうな、と思いました。

今回の顔見世で思ったこと

今回の顔見世で、演目の感想以外に思ったことです。

感染対策の変化

座席であれば食事OKになった

10月から座席に限って食事OKになりました。

ロビーでの食事はまだできません。

分散退場がなくなった

数年前から、講演が終わった後は座っている場所によって順番に退場する分散退場になっていました。
今年は一斉退場に戻っていました。
終演後、「もう帰っても良いのかな?」と様子を伺うお客さんが多かったです(私も)

出演者が顔見世っぽくない

顔見世といえば東西合同。
関西に住む私としてはいつもはあまり見ることができない東京の役者さんを見ることができる機会ですが…

今年は東京の役者さんが少ない印象でした。

来年の顔見世はその團十郎襲名披露なので、楽しみにしています。

初心者にもわかりやすい案内を

チケットに余裕があるらしく、入り口には Ticket availableの掲示が

実際、外国からのの観光の方が増えつつあるので関心を持つ人もいるかもしれません。

ただ、今の状況では日本語や日本文化に詳しくない方が南座で歌舞伎を楽しむのは難しいと思いました。

館内に英語の掲示が少ないし、英語のアナウンスも限定的
歌舞伎座では英語での案内がもっとあったと思います。
設備投資にお金がかかると思いますが、もう少し英語の案内を増やしたほうがいいとおおいました。

どんな演目か分かりにくい

歌舞伎に詳しくない人へハードルの一つが、楽しめるかどうか不安

ということだとおもいます。

実際、日本人でも分かりにくい演目もあります。

3つの講演のうち1つだけでも「すべての演目が日本文化詳しくない人でも楽しめる演目」で構成してもいいとおもいました。

あとは、演目に「初心者さんでもわかりやすい」とか「お子さんでOK」とかマークをつけるとか。

歌舞伎のテーマになっているものには、恋愛や敵討とか小さいお子さんには向かないものもあります。

こういう表示があると、歌舞伎を見てみようという人への助けになるんじゃないかな、と思いました。

以上が、今年の顔見世を見ての感想でした。

ご参考になればうれしいです。

それでは。

〇顔見世ではよく知られている演目が上演されることも多いです


 

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