京都観光

文楽や歌舞伎で人気「菅原伝授手習鑑」「寺子屋」跡地を芹生の里で訪問

先日、雲取山のハイキングの帰り道で立ち寄った芹生の里

京都の雲取山!花脊高原から貴船までハイキングPart3:長い下山京都の雲取山へのハイキング、今回は貴船までの長ーい下山についてご紹介します。...

いくつかある下山ルートのなかで、このルートにしたのには理由があります。

それは

芹生の里にある菅原伝授手習鑑の寺小屋の跡地に行きたかったから!

というわけで、文楽・歌舞伎の演目紹介とともに跡地をご紹介します。

菅原伝授手習鑑 寺子屋

菅原伝授手習鑑の舞台は平安時代。

菅原=菅原道真 が大宰府に左遷された後が舞台になっています。

菅原伝授手習鑑、という演目のなかでいくつかの場面があって、その一つが寺子屋です。

この1つ1つだけでも独立して上演されることもある人気の演目です。

寺子屋

寺子屋で小さな子供たちが勉強をしているところから物語ははじまります。

あきらかーに「周りとは違う」雰囲気の子供が1人。

実はこの子供が菅原道真のこどもで、追手から逃れるためにここでかくまわれています。

そこに新入生がやってきます。

この新入生、この田舎のこどもとは思えない佇まいがあります。

そんななか、菅原道真の子供の追手が寺小屋にやってきます。

迷ったすえ、寺小屋のあるじはなんと、この新入生を身代わりにして追手に差し出します。

(なんてこと!)

寺子屋のあるじはドキドキをしながら追手に対峙しますが、追手は身代わりに気づかない様子・・・

じつは、この身代わりになった子どもは、追手の実のこどもだったのです!!!

菅原道真に仕えていた追手の代表、菅原道真のこどもを捕らえることはできないとのことで、あらかじめ自分のこどもを寺子屋に送りこみ身代わりになるように仕向けていたのです!!!

というストーリー

あるじを思う気持ちと、子どもを亡くす家族の悲哀が伝わる演目です。

という演目の舞台になったとされるのが芹生の里にのこっているのです。

寺子屋跡にある勢龍天満宮

その寺子屋の跡とされているのが「勢龍天満宮」です。

昭和18年に芹生史跡保存会によって、寺小屋跡地に神社がたてられました。

ひっそりとしたところにありますが

林道沿いにこんな橋があるので、気が付くと思います。

橋を渡ったところにあるのが、「勢龍天満宮」

修繕をされているのか、屋根は新しくなっていました。

神社の奥には石碑もあります。

菅原道真がわが子にのこした句がかかれています。

(内容は調べた限りでは詳しくわかりませんでした)

そのそばにはこの神社や菅原伝授手習鑑についての説明もありました。

いまでも行くのが大変なところにあるこの神社。

いろんなところに行く道の交差点であったとはいえ、昔はいまよりももっと不便な土地であったと思います。

この伝説が本当であったかはわかりませんが、その土地を守ってきた芹生の里の人の思いを感じました。

今後、菅原伝授手習鑑を観るときに、「うわーこんな山奥まで大変」とかいろいろ思うことができそうです。

以上、ご参考になればうれしいです。

それでは。

〇こういうイラストや写真で解説してくれる書籍は、見ているだけでも楽しいです。

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