2025年12月25日まで京都南座で開催されていた吉例顔見世興行
千秋楽に見に行ってきました
観劇冷めやらぬうちに、感想をブログ記事に残したいと思います
當る午歳 吉例顔見世興行
八代目尾上菊五郎・六代目尾上菊之助の襲名披露興行ということもあり大人気だった今回の顔見世
特に、仁左衛門さんが俊寛をつとめられたAプログラムの昼の部は一般発売の前に売り切れの日が続出しているほど
「趣味のチケットを購入するために課金するのは分不相応」と思っているので、一般発売当日にパソコンの前にスタンバイしてチケットを購入しました
一般発売開始直後に売り切れたこの興行
千秋楽の日も当然のことながら満員御礼
あいにくの雨の日でしたが着物姿のお客さんが多くて目の保養になりました
では見た演目の感想となります
昼の部
醍醐の花見
京都の醍醐寺が舞台の演目
豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」をモチーフにしています
来年の大河ドラマ「豊臣兄弟」に因んでるのかな?
上方の役者ばかり出てて嬉しかった
片岡進之助さんがコミカルな役で出ておられて嬉しかった
あまり大きな舞台で出てこられることはないけれど、次第にうまくなっておられる気がします(上から目線失礼)
御曹司らしくおおらかなお役を魅力的に演じておられました
これからも出演をしていただきたいです
あとは、これも上方の役者さんである上村吉弥さんと吉太郎さんが師弟でお松の方・松の丸殿で踊っておられたのもムネアツでした
吉太郎さんは一般家庭から歌舞伎の世界に入られた方
実力がある方が大きな舞台で活躍されるのは嬉しいし、これからの歌舞伎が楽しみです
醍醐寺にお花見にいったのこ過去に記事にしているのでぜひ
一條大蔵譚 檜垣&奥殿
次は源氏と平家の時代を描いた物語
幸四郎さんが解説するあらすじもあります
幸四郎さんがが「あほに見えて実は演技をしていた」という主役の一條大蔵長成を演じています
幸四郎さんののどがしんどそうでした
この季節は役者さんも大変ですね
主役級の人ばかり出てて豪華
その中でも幸四郎さんはやっぱりすごかった「あほ」と「そうじゃないとき」の切り替えがすごくて、特に幕切れの直前の様子は狂気すら感じました
楽しくて、すごみも感じる演目でした
玉兎 鷺娘
いよいよ今回襲名するお二人が登場されます
玉兎
玉兎は菊之助さんの演目
昔話のかちかち山をモチーフとした舞踊です
ずっと中腰で大変そう
最初は表情が固かったけど途中から表情豊かになってこられました
体は小さいけれど、大人の演技でこれから大きくなっていかれるのが楽しみだな、と思いました
鷺娘
映画国宝でも登場していた鷺娘
今回は菊五郎さんが舞われます
本物はやっぱりすごかった
本当に鷺の精が乗り移っているように見えました
座席が2階席だった(ほかはもう売り切れてた)ので、遠くからしか見えなかったけど
その分、菊五郎さんが動くたびに舞台の上の雪がふわふわと舞い上がる様子がよくわかりまいた
次見る機会があればもっと近くで見たいなぁ
平家女護島 俊寛
今回の大本命
それまで空いていた近くの席もこの演目から満席になりました
この演目は日によって配役が変わります
この日の俊寛役は仁左衛門さん
仁左衛門さんの俊寛を見たい人が多かったのだと思います
私もその1人
これまでも仁左衛門さんの俊寛を松竹座で見たことがあります(2023年のことだと思います)
その時は舞台の上で本当に涙を流しておられるようで衝撃を受けました
今回の仁左衛門さん俊寛の印象は「自然体」でした
まるで仁左衛門さんが俊寛そのもののよう
歩く姿とか本当に弱っているように見えました
本当に弱ってる人なら船から降りてくる時の最後の岩から飛び降りる感じとかできないし、倒れても起き上がる感じはしっかりしているから、本当に弱っているわけではないことはわかってます
それくらい自然でした
何十年も続けている方が達する領域なんだろうな、と思いました
次に印象的だったのが莟玉さんが演じる「千鳥」
お能をもとにした俊寛ですが、この千鳥が出てくるのは歌舞伎だけだそう
莟玉さんが演じる千鳥がかわいらしくて、この演目でなくてはならない存在でした
そして、亡くなられた片岡亀蔵さんの代役で出演した坂東彦三郎さん
憎まれ役を上手く演じてくださいました
片岡亀蔵さんがお亡くなりになられたのは本当に残念
1つ1つの舞台を大切に観劇していきたいと改めて思いました
俊寛が京都で済んでいた鹿ケ谷は大文字山ハイキングで何回も歩いて記事にしています
お昼の舞台は以上!
頑張ってチケットをとった(そして高いお金を支払った)かいがあったと思いました
「これぞ顔見世!」という充実の舞台でした
次は夜の部の感想に続きます
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
〇ブログ村に登録しています。バナーをぽちっとしてもらえると嬉しいです。


