大阪の松竹座で開催されている立春歌舞伎特別公演に行ってきました
行くかどうか迷っていたのですが時間ができたので思い切って行ってきました
結論、行ってよかった。
昼の部の感想です

立春歌舞伎特別公演
午前11時開演の昼の部
3演目あって終わったのは午後3時半
ボリュームたっぷりでした
本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
戦国時代の武田家と上杉家の争いをベースにした物語です
今回はその一部分の十種香が上演されました
十種香はお香の銘柄で登場人物がこのお香を炊く場面が出てきます
魅了されたのは中村壱太郎さんの美しさ
登場したときは俯き加減だったのですがその表情が美しかったです
中村虎太郎さんは緊張されてる感じもありましたが頑張っておられました。
中村鴈治郎さんが上杉謙信役で途中から出てきたら場がしまりました
さすが座頭格の役者さんだと思いました
びっくりしたのは市川團子さんが出てきた時の拍手の大きさ
人気なのですね
力強い演技で若々しかったです
大人になったなぁ
恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
2つめの演目は恋飛脚大和往来から封印切り
上方を舞台にした演目でこれまでも何度も見たことがあります
今回は中村獅童さんが主役の忠兵衛演じるのが見どころ
関西弁は頑張っておられました。
和事の色気はなかったけど、忠兵衛のダメさ加減というか恋人の花魁梅川が「守ってあげなきゃ」という雰囲気が納得できる感じでした
これまで私が見たのはお亡くなりになった片岡秀太郎さんが「おえんさん」を演じておられました
これから扇雀さんがおえんさんを演じていかれるのだなと思いました
現代劇みたいな感じ傍を誰が固めるかが大切と感じた
幸助餅
期待せずに行ったけど一番面白かった演目
現代風にすると
趣味の相撲に入れ上て自己破産した幸助さん
一念発起してお餅を売って成功
実はそれをサポートしていた人がいて…という話
主役が鴈治郎さんで安定していたのと、初見だったので過去に見たものと比較しなかったせいか、昼の部で一番印象深い演目でした
虎之介さんは今回は主人公の妹役
イキイキと演じておられました
予算以上に注ぎ込むとお金がなくなるよ予算管理大事という話で、劇場にいる多くの人の心に響いたと思います(^^;;
それにしても小道具のお餅が美味しそうでした
どこかの和菓子屋さんと連携して売ればいいのに
実は私が観劇した日は鴈治郎さんのお誕生日
劇中でそのことがわかり、鴈治郎さんが登場する時にみんなで拍手をしたり思い出深い演目になりました
○公演の公式サイトはこちらです
○漫画で歌舞伎のストーリーを学べます
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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