北アルプス

【乗鞍五色ヶ原の森】シラビソショートコース

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2022年海の日の連休、平湯温泉にある「飛騨花里の湯 高山桜庵」滞在しました。

【お料理紹介】飛騨花里の湯 高山桜庵(共立グループ)Part22022年海の日に宿泊した「高山桜庵」のお食事をご紹介します。...

その主目的は、「乗鞍五色ヶ原の森のシラビソショートコース」を歩くため。

今回の旅の発案は母で、私は「予約とかしてくれるんだったら、行くよ」と返事をしました。

自分自身ではコースをしっかり把握していなかったため、私にはよかったけど、両親(特に父親)にとっては大変な山歩きになりました。

反省もふくめてご紹介します。

乗鞍五色ヶ原の森

乗鞍五色ヶ原の森は、乗鞍岳の山麓に広がる森で、事前予約制のガイドツアーでのみ立ち入ることが許されています。

登山口まで車で移動し、トイレが整備された小屋も要所要所にあるのが魅力です。

私自身一度歩いてみたいと思っていました。

シラビソショートコースの反省

シラビソショートコースは、シラビソなどの針葉樹林を抜けて最後は滝に下りてくるシラビソコースの下りの部分だけを歩くコースです。

休憩時間も含めて大体4時間半です。

写真を見る限りどの程度の山道かわかりにくく、「上高地の横尾まで程度の道かな」と思って母親は申し込んだようでした。

2021年には河童橋から横尾まで両親+私で往復しています。

初秋の上高地その2:台風一過の快晴のなか河童橋から横尾までハイキング前編(徳沢まで)2021年9月の上高地滞在中に、河童橋から横尾まで往復で歩きました。その時の横尾までの道での風景です。...

ただ、実際はしっかりとした山道で、けっこう急な下りがありました。

私にとっては「通常の山歩き」でしたが、ウォーキングをしたり、ゴルフ場を歩いている両親ですが、歩きにくい山道での下りは負担が大きかったようです。

結局、父親が途中で転倒したり、危ないところはガイドさんに確保してもらったりすることになりました。

幸い父親はケガがなかったのですが、ヒヤッとしました。

私としては、母親が申し込むといったときにヤマレコとかで過去の記録を確認しておいた方がよかった、また、歩くときに父親の後ろを私が歩いて注意したらよかったと思いました。

ガイドさん→父→母→私→2人連れの他グループの方 という順番でした。

母に遠慮せず、私が間に入れば転倒の時にもっと危なくなくできたのかも・・・

と思っています。

ありがたかったのは、一緒に行動してくださった二人連れの女性グループの方でした。

私と同じ京都に住んでおられるらしいかたで、父親のせいでかなりゆっくり、途中雷もなるドキドキの状況でしたが、「私たちも下りはゆっくりなので」と言ってくださり、心の負担が和らぎました。

感謝しています。

前置きが長くなりましたが、この記録は反省も踏まえてご紹介したいので、一気に歩いた記録もご紹介します。

シラビソショートコースご紹介

車で移動して、歩き始めます。

最初の道は普通の林道。

この橋を渡って、登山道に入ります。

名前の通り、シラビソの道

沢沿いの道を歩きます。

キノコや苔がきれいで、一緒に歩いた二人連れのグループの方は熱心に写真を撮っておられました。

苔苔だけど、よく整備された道を歩きます。

溶岩の上に木が生える特徴的な地形が出てきたら・・・

お昼休憩です。

虫は多いものの、雨に降られることはなくて、ゆっくり休憩できました。

トイレもしっかりあって、丁寧に整備されていることが分かりました。

大変だったのが、ここから!

アップダウンがけっこうあって、父親には大変だったみたいです。

綺麗な池。

この池の近くで、転倒してひやりとしました。

そのあとは、父親の荷物を私が背負って歩きました。

峠までの登り道では、遠くで雷がなってドキドキ

立派な木。

峠からの下り道は、一緒に歩いていた女性グループの方の一人も転倒しておられたので、歩きにくい道ではあったようです。

私と母は、父親が心配でそれどころではありませんでした。

峠を下って、ゴール近くの滝に到着

最後は急なハシゴでしたが、そういうものは問題ないのが分かっていたのでほっとしました。

立派な滝。

滝つぼには私だけ下りました

このあとは、歩きやすい道を10分くらい歩いて、コース終了。

一番最後にハイライトがある歩きがいのコースだなと思いました。

今回の山行を通じて

子どものころから家族旅行は山歩きでした。

正直、その時から父親はバランスが悪い感じではありました。

毎日結構な距離を歩いている父親ですが、後期高齢者となりバランス感覚はより低下しているようでした。

両親の「老い」を感じ寂しい思いもありますが、ずっと老いずに生きることはできません。

できなくなったことを嘆くのではなく、いまできることに感謝しつつリスクをできるだけ正確に評価した上で、「両親との時間を大切にしていきたいと思いました。

その一方で、「60歳から山歩き再開して歩き続けて80歳代になった今でもグループで北アルプスに行っている」という人の話を聞きます。

両親は山歩きをしなかった時間にほかの楽しみを見つけていたわけで、それはそれで人生の楽しみ方だと思います。

私は今のところ、細々とでも山歩きを続けていきたいと思っています。

いろいろなことに気づきを得た連休でした。

以上、ご参考になればうれしいです。

それでは。

〇この地図にも五色ヶ原の森は乗っています。


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