京都・五条にある日本料理のお店「よこい」に行ってきました。
こちらのお店を知ったのは、横井さんが独立される前のことです。
以前出かけた和食のお店で、ほかのお客さんが横井さんの独立を楽しみにしているという話をされていました。
こうしてお客さんの間で話題になる方のお店には、一度行ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。
店主の横井裕史さんは、「二条やま岸」の料理長を務めた後に独立された方です。
「二条やま岸」は、京都の人気店「富小路やま岸」の姉妹店です。
私も最近、同じやま岸グループの居酒屋「呑小路やま岸」に伺いました。
そして「よこい」は、2026年版のミシュランガイドで一つ星を獲得したお店でもあります。
今回ようやく予約を取ることができたので、出かけてきました。
2026年11月上旬の記録です。
よこい
お店は京都市営地下鉄五条駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
店内は落ち着いた和のしつらえでした。床の間には軸が掛けられ、お花も生けられています。
カウンターは10人ほどが座れる広さで、個室もあるそうです。今回はカウンター席に案内されました。
素敵だと思ったのは、お手洗いに向かう途中で見えた中庭です。
カウンターから一度、中庭が見える場所に出るのですが、その奥にある個室にも屏風が置かれ、季節のお花が生けられていました。
暗闇に浮かび上がるような景色が、とても幻想的で美しかったです。
この日はお客さんの半分ぐらいが海外からのゲストでした。
少し気になったのは、隣の方がかなり熱心に写真を撮られていたこと。立ち上がったり、カウンターから大きく手を伸ばしたりして撮影されていました。
私もスマートフォンでお料理の写真を撮るのが好きなので、周囲の方の迷惑にならないように気をつけなければいけないなと思いました。
おまかせコース
今回いただいたのは、店主おまかせコースです。
2026年11月時点では27,500円(税込)。12月からは別途10%のサービス料がかかるとのことです。
これから訪問を考えている方は、予約が取れるのであれば11月中に出かけるのがおすすめです。
静岡のお茶と先付け
最初にいただいたのは、静岡の深蒸し茶です。
店主の横井さんは静岡県のご出身だそうで、お料理の合間にもお茶を提供してくださいます。
深蒸し茶は甘みが感じられて、おいしかったです。
最初のお料理は、白味噌と酒粕を使った先付けです。
中には揚げた丹波栗が入っていて、周りには蕎麦の実。下にはかぼちゃ麩がありました。
横井さんがおっしゃっていたように、甘酒のような風味があります。
揚げた栗はほくほくしていて、蕎麦の実の食感もアクセントになっていました。
鮑と松茸の和え物
続いて、菊菜、鮑、松茸を使った和え物です。
上からすだちをかけていただきます。
柔らかな鮑と松茸、菊菜はそれぞれ食感が違うのですが、一緒に食べるとよく合います。
松茸の風味も楽しめる、秋らしい一品でした。
今シーズン初めてのコッペガニ
次のお料理は、目の前で炭火を使って調理されているときから、蟹のいい香りがしていました。
コッペガニを使った蒸し寿司です。
この日から提供が始まったそうで、私にとっても今シーズン初めての蟹でした。
上には白菜がのっていて、柚子の皮も添えられています。
セコガニの卵のプチプチとした食感が、とてもおいしいです。
白菜のさっぱりとした味と食感もアクセントになっていて、蟹の味を楽しめました。
焼き甘鯛の椀物
椀物の前には、茎茶の棒茶が出されました。
お茶で口の中を整えてから、次のお料理をいただきます。
椀物は、焼き甘鯛の菊花あんです。中にはしんじょも入っていました。
生姜が効いていて、体が温まります。
秋の少し肌寒い時期には、こうした温かいお料理がうれしいですね。
お造りと日本酒
ここで日本酒をお願いすることにしました。
実は最初、ジンジャーエールをいただいていたのですが、ほかのお客さんが日本酒をおいしそうに飲んでおられたので、少し気になっていました。
何より女将さんが本当に日本酒がお好きなようで、お酒について楽しそうに話されるのが印象的でした。
お料理に合う日本酒も選んでくださるとのことだったので、私もお願いしました。
一合からでなくても、半合やおちょこに少しだけという頼み方ができるそうです。自分のペースに合わせていただけるのはうれしいところです。
1杯目にいただいたのは、滋賀県の畑酒造が造る「喜量能(きりょうよし)」です。
自社田で栽培した酒米を使った生酛純米吟醸の生酒とのこと。
お造りや自家製カラスミともよく合い、お料理と一緒に楽しみました。
お造りは三重県産の答志島産のサワラです。
一本釣りのサワラとのことで、脂がしっかりのっていました。燻製の風味も感じられます。
三重県産というのも、私にとってはうれしいところでした。
一緒に出されたのは、一年熟成させた自家製カラスミと、小蕪の甘酢漬けです。
カラスミの濃厚な味わいに対して、小蕪はさっぱりとしていて、お造りとの組み合わせも楽しめました。
日本酒ともよく合うお料理です。
マグロと雲丹の巻き寿司
続いて、マグロと雲丹の巻き寿司です。
こちらはおいしくて、写真を撮るのを忘れてしまいました。
雲丹とマグロの組み合わせは、やはりおいしいです。
牛フィレと香茸のソース
ここで2種類目の日本酒をいただきました。
石川県の車多酒造が造る「天狗舞」です。
個性のある味わいのお酒でした。
お料理は牛フィレで、香茸とバルサミコを使ったソースが添えられています。
カシューナッツや赤玉ねぎのピクルスもありました。
このソースがおいしかったです。
さらに印象的だったのは、日本酒と一緒にいただくと、お料理の味わいが変わったこと。
また違ったおいしさが感じられて、お酒とお料理の組み合わせを楽しめました。
今回いただいた「天狗舞」は、石川県を代表する日本酒の一つです。気になる方のために、商品情報も紹介しておきます。
原木椎茸と野菜の胡麻和え
次は原木椎茸、ブロッコリー、インゲンの胡麻和えです。
胡麻の香りがしっかり感じられました。
穴子のしゃぶしゃぶ
お鍋は穴子のしゃぶしゃぶです。
穴子と一緒に、せりや玉ねぎが入っていました。
お出汁には柑橘の風味があります。
シャキッとした野菜と柔らかい穴子の組み合わせがよかったです。
何より、お出汁がおいしい!
このお出汁で稲庭うどんをいただきたいなと思いました。
ご飯とお供
ご飯のお供には、れんこんのきんぴら、塩鮭、ちりめん、お漬物、イカ明太子などが並びました。
ご飯はつやつやです。
特にれんこんのきんぴらが気に入りました。
アレルギーにも配慮していただけたのが、ありがたかったです。
次に伺うときは、おかわりで卵かけご飯にカラスミを合わせていただきたいと思いました。
リンゴのシャーベットとクイーンルージュ
お食事の後は、リンゴのシャーベットとクイーンルージュです。
お料理をいろいろいただいた後だったので、さっぱりとした甘さがちょうどよかったです。
お抹茶とお菓子
最後には、お抹茶とお菓子が登場しました。
お菓子は、みたらし風のお団子です。下にはあんこが添えられています。
お餅は「四条ふたば」さんから仕入れて、お店で焼いているのだそうです。
最初は表面が少し硬いのかなと思ったのですが、食べてみると全体が柔らかくて驚きました。
焼き加減がよく、とてもおいしかったです。
あんこの甘さもしっかりしているので、お抹茶にもよく合います。
夜にお抹茶を飲むのは少しつらいかなと思ったのですが、ほんの少量だったので、ちょうどよかったです。
また伺いたいお店
以前から気になっていた「よこい」に、ようやく伺うことができました。
旬の食材を使ったお料理に加えて、静岡のお茶や日本酒との組み合わせも印象に残りました。
ジンジャーエールもおいしかったので、ほかのソフトドリンクも気になりますが、次回は最初から女将さんおすすめの日本酒をお願いしてみたいと思います。
季節が変わると、また違うお料理をいただけるのでしょうね。
また機会を見つけて伺いたいお店です。
ミシュランガイド京都・大阪2026
京都や大阪で次のお店を探すときには、ミシュランガイドを参考にするのもよさそうです。
今回訪れた「よこい」をはじめ、京都・大阪の飲食店が紹介されています。
お店の情報
よこい
住所:京都府京都市下京区万寿寺中之町88
アクセス:地下鉄烏丸線「五条駅」1番出口から徒歩約5分
営業時間:昼 12:00〜15:00(水・木・土・日)、夜 18:00〜22:00
定休日:月曜日
電話:050-1808-9510
店主おまかせコース:27,500円(税込、2026年11月時点)
※2026年12月からサービス料10%が別途加算されます。営業時間や料金は変更される場合があるため、予約時にご確認ください。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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