無事に歩くことができた今回の室堂から折立までの縦走。
その前後にはいろいろありました・・・

<山行前にあったこと>
山行の直前に、知り合いを沢登りで亡くしました。大学の大先輩で、学生時代にも1度ハイキングに行き、「すごいなぁ」と思った記憶があります。
卒業後、仕事とは直接関係のない勉強会で再開。公私ともに気にかけてくれました。
お互いレベルは違うけど山歩きを続けていることは知っていました。「ハイキングぐらいまた行こうよ」と言ってくれていたのに、居住地が離れていることや仕事を言い訳に実現しませんでした。

最後に会ったのは2年前の出張で。仕事のことを相談しようとしたけど、「どうせ悩みは変わらんのやろ、それより飲もう」という先輩でした。結局、相談することはできないままでした。たくさんおごってもらったなぁ。
訃報を聞いた時にはパッキングは完了していました。時節柄どちらにしても葬儀には参列できません。このまま山に行くかどうか悩みました。最終的には「そんな、気にせず山に行ってきなよ」と言ってくれる気がして、でかけました。
今回の山行で、ザックが壊れて買い替えることになりました。そのザックは学生時代から使っています。この買い替えたザックを背負うたび、先輩のことを思い出すと思います。

細く長く、新しいザックで山を歩き続けたいと思っています。
<最終日にあったこと>
最終日に膝をぶつけた、と書きました。歩いているときはタイツをはいていることもあり、ズボンに血がにじむこともなく、出血している感覚もありませんでした。
折立に下りて、着替え用とタイツを脱いだところ、膝に痛みが!見たら膝のところに5㎜×10㎜程度の皮膚欠損があり、出血しているではないですか!
どうやら、ぶつかってすこーし傷ついて出血したところが、タイツにくっついて血が止まっていたのでしょう。無理やりタイツを脱いだことで、皮膚もろともはがしてしまったようです。
皮膚がのこっていたら、圧迫で簡単に止まりますが、今回は皮膚もなくしてしまったのでしばらくとまりませんでした。ひとまずバンドエイドで対処しました。
帰宅後シャワー浴びる時に痛いこと!バンドエイドではガーゼ部分が小さく、バンドエイドをはがすときも痛い。まず最初に保護するときは大きめの保護パッドが良いと思いました。
こんなやつ。
今回の傷は得に土などはついておらず、洗浄+乾燥予防+保護で治ると考えました。手持ちの軟膏は炎症予防+抗菌薬が入ったものだったので、これでは治りが遅くなる、と考えました。
ドラッグストアで傷の治りを阻害せず、傷の湿度を保ってくれる軟膏を購入しました。
今回購入したのはこちら
この軟膏も今後ファーストエイドキットに加えることにしました。
その後は、パッドが剥がれたらシャワーで洗い、ガーゼで水分をぬぐい、軟膏を塗りパッドで保護、を繰り返し2週間弱でパッドが無くても平気になりました。
汚い傷では破傷風予防も大事です、その関連記事はこちら。
https://parallel-careers.com/%e3%81%82%e3%81%be%e3%82%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%84%e3%81%aa%e3%81%84%e7%a0%b4%e5%82%b7%e9%a2%a8%e3%81%ae%e8%a9%b1/142/
今回の全行程
前泊:電車を乗り継ぎ富山駅まで。ビジネスホテル宿泊。
1日目:立山黒部アルペンルートで立山室堂まで。登山開始し、五色ヶ原へ。
2日目:五色ヶ原からスゴ乗越小屋まで。スゴ乗越小屋宿泊
3日目:スゴ乗越小屋から薬師岳を越えて太郎平まで。太郎平小屋宿泊。
4日目:太郎平から折立まで下山。相乗りタクシーで富山駅まで。
また今度、はこないかも。後悔のない毎日を送ろう。
最終日とはいえ油断大敵。怪我に要注意
これで今回の山行の記録は終わり!
以上、ご参考になれば嬉しいです。それでは。