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救急外来や当直でのおすすめ書籍3冊!医学生、研修医、夜間診療勤務する医師などオススメ

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もうすぐ新年度、新しく医師になる(予定)の人や病院実習が始まってどきどきしている人も多いと思います。

今回は、そんな新年度に向けて救急外来や夜間診療所など「いろんな患者さんが来る」という場面での診察に役立つ書籍をご紹介します。

京都ERポケットブック 第2版

2018年に第1版が出版された救急外来診療のポケットブックの第2版が2023年2月に出版されました。

私は著者2人のうち1人と知り合いなので、作っている苦労や思いを知っているのでその分が感想に含まれていることをまずお伝えしておきます。

ただ、この本をもらってもいないし、何なら自分のお金で買う予定です。

新しい本がおいていあるのを読んでみて、良かったのですぐご紹介する次第。

第1版はいろいろな人から借りていた私でも、この本は購入しようと思っていますし、私の周りの10年目医師でも購入している人がいます。

それだけ充実した書籍です。


この本の特徴&第1版からの改訂ポイント

  • 整形外科の固定や診察手技など図や表が多くて見やすい
  • ステロイド外用剤の力価と薬の写真一覧がすばらしい(患者さんにどういう薬を使っているか、処方するかのコミュニケーションに使える)

です。

救急研修をする研修医や、救急当直で診療をすることの多い人には超おススメです。

実習の始まる医学生さんにもちょこっと調べるにも良いと思います。

参考文献も載ってるし、

救急当直や夜間診療所で自分の専門科以外の患者さんを診ることのあるスタッフドクターにも役立つと思います。

「かゆいところに手が届く」この本。スクラブのポケっとにもギリギリ入るボリュームでこの値段はすごいと思います。


マイナーエマージェンシー第3版

昔からある書籍ですが、この前も「やっぱマイナーエマージェンシーすごいわ」と思ったのでご紹介。

この本は1人1冊持つには大きいし高いですが、救急外来には1冊あると役立つので研修医の先生は上級医の先生に相談してみてください。

この本のすごいところ&クセ

  • 書籍名の通り、皮膚科整形外科眼科耳鼻科泌尿器科・・・様々な科の緊急疾患についての診断や諸地方が記載されています
  • イラストや写真も豊富で分かりやすい
  • アメリカの本なのでバックグラウンドが日本とは違うのでそれを踏まえて読むとより使いやすい

です。

時間のある時にぼーっと見ておくと、困ったときに「マイナーエマージェンシーのここに書いてあったな」と調べやすいです。

それだけ活用している書籍です。


当直で役に立つ! シーネ・ギプス固定の基本 虎の巻【電子版付】

当直の際に困ることの一つが、シーネ固定です。

指、手首、肘、肩、膝、足首(あえての一般用語)・・・部位によって変わるシーネ固定法

正直、全部覚えるのは無理!

同じような骨折・整形外科当直の書籍はいろいろありますが、ここ最近読んでわかりやすかったのがこの「当直で役に立つ! シーネ・ギプス固定の基本 虎の巻」です。

固定方法に特化していて、写真が大きくてわかりやすいです。

これも1人1冊という本ではないのですが(でもそんな高くない)、救急外来に1冊あると役立つと思います。


以上、ご参考になればうれしいです。

それでは。

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