認知症は、人生の中で誰しも直面する言葉だと思います。
家族が認知症になる、自分が認知症になる、仕事や日常で認知症の方とかかわる・・・
こちらのブログでも、認知症についての情報をお伝えしてきました。
今回は、認知症について一般の方でも知ることのできるサイトなどをお伝えします。
認知症について知る意味
まず、なぜ、認知症について知っておくほうがよいか、についてです。
その理由は、ずばり
- 誰でも当事者になりうるので、事前に少しでも情報を持っておくといざというときに助かる
- 当事者にならなくても、身の回りの認知症の方と接するときに役立つ
からです。
2025年は5人に1人が認知症
高齢化社会により、2025年には日本人の5人に1人が認知症、というレポートもあります。
「自分には関係ない」と言っても、5人に1人だと身の回りのどこかに認知症の方がいらっしゃると思います。
「認知症はなんか怖いからかかわりたくない」という場合も、認知症について知らないことで余計に怖いと感じたり遠ざけたりすることになります。
これから先を生きる上では、「自分が認知症になることを考える」上でも、「認知症の人とかかわる」上でも、認知症について知っておくことは自分を楽にすると思います。
ということで、認知症について知るコンテンツをご紹介します。
認知症サポーターキャラバン
認知症サポーターキャラバンとは、認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で育成し、認知症になっても安心して暮らしていく街づくりを使用、という取り組みです。
自治体などと協力して講習会を開催していて、講習を受けると「認知症サポーター」に認定されます。
研修ではどんなことを学ぶの?
研修では、認知症とはどういう状況か、認知症の人にどう接したら良いか、などについて学ぶことができます。
私自身も研修を受けたことがありますが、初めて知ることも多かったです。
医療従事者として認知症の方と接することも多いので、受講して良かった、と思いました。
どうやって受講したらいいの?
養成研修は90分から長くても半日くらいで、自治体のほか学校や企業単位で開催されることもあります。
受講料は無料です。
自治体で開催していることもあります。
お住まいの自治体名+認知症サポーター養成、で調べてみると情報が出てきます。
認知症サポーター養成講座、京都、で検索した結果トップに出てきた情報はこちらです。
ぜひ、一度お住まいの自治体で開催されていないか調べてみてください。
「世田谷 認知症とともに生きるみんなでアクションガイド」
認知症サポーターキャラバンのサポーター養成研修を受けるのはなぁ、と躊躇している方。
ぜひ、この「世田谷 認知症とともに生きるみんなでアクションガイド」だけでも目を通してみてください。
世田谷区は「認知症とともに生きる希望条例」を制定するなど、様々な取り組みをいています。
「世田谷認知症とともに生きるみんなでアクションガイド」は28ページの中に、認知症についての古い認識・新しい認識、認知症となった後の生活、認知症の方の生の声などが掲載されています。
これらの情報をステップ1「知ろう」、ステップ2「考えてみよう、話し合ってみよう」、ステップ3「一緒に動き出そう」と順を追って書いています。
私が一番いいな、と思ったのは「自分が何をしたいか」「どう生きたいか」を書く「私たちが大切にしたいことメモ」です。
認知症になったとき、「この人はどういう風に生きてきたかな」「どうしてほしいと思っているかな」ということを考えて、サポートするための支えになります。
ぜひ、この「世田谷認知症とともに生きるみんなでアクションガイド」をご覧になってみてください。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
〇こんな本もあるんですね、読んでみたいと思いました。