大阪・関西万博に行ってきました

この日事前に予約していた唯一のイベントが今回ご紹介する上方伝統芸能公演です

上方伝統芸能公演 大阪関西万博
万博の大阪ウィークの一環で開催されるイベントです
有料の席もありますが、万博の入場券だけで入れる無料席もありました
この無料席も事前の予約で満席だったようです
ただ、予約していなくても空いている席や階段に座ったりしていたようでした
私は無料エリアの最前列、真ん中に近いところに座ることができました

鏡板や影向の松もあって本格的です
挨拶にミャクミャク登場
開演の前に大阪府知事・大阪市長の挨拶がありました
その時にミャクミャクも登場

動いているミャクミャクを見るのは初めて
動いている姿がかわいかったです
退場の時に大阪市長がミャクミャクの歩き方をまねているのもほほえましかった
こういうのが大阪っぽいな、と思いました
この後、公演中は写真撮影禁止でした
文楽公演 三番叟
文楽は三番叟でした
どうやって上演するのかな、と思っていたらちゃんと足を隠す台も設置されていました
いつもと違ったのが、お人形が台の前に出てきて、客席に近づいてきたこと!
鈴をできるだけお客さんの近くで鳴らそうとしてくれたみたいです
公演直後に 吉田玉男さんがインタビューに答えておられましたが、最初は客席に下りようと思ってくださっていたそうです
吉田さんは1970年の大阪万博の時も万博での文楽上演に参加されたそうです
入門2年目で、昼は万博での公演、夜は当時ミナミにあった劇場で上演していたそうです
当時はそれだけ人形浄瑠璃が人気だったのですね
東京で公演中にもかかわらず、大阪まで来て上演してくださりありがとうございました
吉田さんのお話を聞く機会もあまりないので、とても貴重でした
この機会に文楽見てみようと思った人も多かったんじゃないかな
能 羽衣
次はお能の羽衣でした
ちゃんと4本の柱が用意されて、お能の舞台らしくなっていました
人間国宝の大槻文藏さんがシテを務めておられました
遠くからなので舞をじっくり見ることはできなかったのですが、みんなで一体感を共有できました
広い舞台なのでマイクを使っておられたようですが、お能の方の声は下から響くというか迫力がありました
こういう舞台、環境でお能の講演を見ることができたのはいい思い出になりました
歌舞伎・日本舞踊
最後は歌舞伎と日本舞踊
豪華競皐月絵姿「藤娘抄(ふじむすめしょう)」、「石橋(しゃっきょう)」
という演目で、藤娘、石橋をアレンジした演目でした
中村壱太郎さんが事前の解説に登場
その後、大勢の舞踊家の方の踊りのあとに、中村鴈治郎さん、片岡愛之助さん、市川中車さんが登場しました
あの距離でも3人が見分けられるなんて、私も歌舞伎を長い間見てきたなぁとしみじみ思いました
女性の舞踊家さんと男性の歌舞伎役者が一緒に踊る場面は通常の歌舞伎の舞台では見ることがないので、特別感がありました
大向さんもしっかりいて華やかで歌舞伎らしい舞台でした
舞台が滑るので、踊りにくそうでしたが、楽しい舞台を見せてくださりありがとうございました
フォトセッション
公演のあと、再びのインタビューとフォトセッションがありました
インタビューは大阪府知事・大阪市長・吉田玉男さん大槻・大槻文藏さんが答えておられました
楽しそうにお話されている様子が印象的でした
大阪府知事と大阪市長が「半分くらいの人が買えるんちゃうかと思ってたけど、みなさん残ってくれてありがとう」とお話されていました
「いやいや、事前予約で満席になった入場券をゲットしてきてるんやからそんなわけないやろ」と思いました
最後のフォトセッションの様子

にこやかな歌舞伎のみなさま

人間国宝が手を振ってくれている姿は貴重!

今回司会をされた大抜卓人さんは文楽を見たこともあるそうです
伝統芸能へのリスペクトが感じられる司会で、気持ちよかったです
司会の方もよかったし、いろんな人と一緒に伝統芸能を見られる体験ができて楽しかった
拍手のタイミングがいつもと違ったり、こういうイベントならではの一体感がありました
素晴らしい舞台をありがとうございました!
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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