京都市京セラ美術館で開催中の**「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」**に行ってきました。
歌川国芳展は、以前、大阪中之島美術館で開催されていたものにも出かけています。
以前、大阪中之島美術館の「歌川国芳展」に出かけたときの記事はこちら
大阪でも見ていたので、今回も同じ作品が多いのかなと思ったのですが、国芳の作品は好きですし、また違う作品も展示されているのかなと思い、出かけてきました。
結論としては、私には今回の京都の展覧会の方が作品も多く感じられて、かなり楽しめました。
「大阪で見たから今回はいいかな」と思っている方にも、ぜひ出かけてみてほしいです。
特に猫を描いた作品もたくさんあって、楽しめました。
2026年9月上旬の記録です。
展覧会は2026年9月23日まで開催されています。

浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展
今回の展覧会で印象的だったのは、撮影できる作品が多かったことです。
また、解説もとてもわかりやすかったです。
会場に入ってすぐのところには、歌川国芳と周りのクリエイターとの関係が、イラストも交えて説明されていました。

展示されている作品のカテゴリー分けや解説もわかりやすく、国芳についてそれほど詳しくなくても楽しめるようになっていると思いました。
作品の数がとても多いので、撮影できるとはいっても、皆さんがずっと写真ばかり撮っているという感じでもありませんでした。
そのあたりも落ち着いていて、ゆっくり作品を楽しむことができました。
私自身も写真を撮りましたが、映り込みがあったりしてうまく撮れなかったものもあります。
その中から、うまく撮影できたものをいくつかご紹介します。
歌舞伎でもおなじみの場面
江戸時代の娯楽といえば、歌舞伎。
歌舞伎役者や、歌舞伎でもよく知られている物語の場面を描いた作品もいくつかありました。
こちらは「義経一代記 五条ノ橋之図」。

牛若丸と弁慶が五条橋で戦う場面です。
五条橋での牛若丸と弁慶の出会いは有名ですし、歌舞伎でも演じられる場面です。
私も歌舞伎は何度か見ているので、「あの場面だな」と思い出しながら見ることができて面白かったです。
作品と一緒に書かれている解説も、堅苦しい文章ではなく話し言葉に近い感じ。

難しく書かれていないので、お子さんなどにもわかりやすいのではないかなと思いました。
他にも忠臣蔵の一場面を描いた作品もありました。

忠臣蔵も歌舞伎で何度も上演されているので、まるで舞台の一場面を見ているようで楽しめました。
東海道五十三対
今回面白かったのが、「東海道五十三対」の作品です。
「東海道五十三次」ではなく、こちらは東海道五十三対(とうかいどうごじゅうさんつい)。
東海道の宿場にちなんだ伝説や物語などを題材にしたシリーズです。
その中に「東海道五十三対 桑名 船のり徳蔵の伝」という作品がありました。

私は三重県出身なので、「桑名」と書かれているとやっぱり気になります。
伝説の船乗り、桑名屋徳蔵。
大晦日には船を出さないことになっていたにもかかわらず、船を出したところ、沖で暴風とともに巨大な海坊主が現れます。
海坊主に「怖くないのか」と尋ねられた徳蔵が、世の中を渡っていくことほど怖いものはない、というようなことを答えると、海坊主が消えてしまったというお話です。
波の描写も細かいですし、作品の左上にはこの物語が文字でびっしりと書かれています。
絵を見るだけではなく、こういう物語まで知るとさらに面白かったです。
江戸時代の着物を見るのも楽しい
私としては、江戸時代の女性たちが着ている着物の模様を見るのも面白かったです。
こちらは3人の女性が描かれた作品。




着物の柄も帯の柄も、本当に凝っています。
少しクローズアップしてみると、トンボの模様なども細かく描かれています。
着物だけではなく背景まで細かく描写されていて、美しいなと思いました。
浮世絵というと人物や物語に目がいきますが、その時代の着物や暮らしを見ることができるのも楽しいです。
猫で東海道五十三次
そして、国芳といえば猫。
今回も猫を使った作品がたくさんありました。
中でも楽しかったのが、「其まゝ地口猫飼好五十三疋」です。
これは東海道五十三次の宿場を、猫の仕草や言葉遊びに置き換えて描いた作品。
東海道の53の宿場と猫を駄洒落で結びつけた作品だそうです。
この作品は今回の展覧会の代表的な作品の一つとして、公式サイトでも紹介されています。
私は三重県出身で現在は京都に住んでいるので、東海道五十三次には馴染みがあります。
その宿場町が猫になっている。
これがかわいいです。
こちらの作品を使った展覧会の公式グッズもいろいろ販売されていて、お土産もたくさん買ってしまいました。
最近の展覧会は公式グッズもかなり工夫されていて、展覧会を見終わってからショップを見るのも楽しみのひとつになっています。
大阪で見た方にもおすすめしたい歌川国芳展
以前、大阪中之島美術館でも歌川国芳展を見ましたが、今回も出かけてみてよかったです。
歌舞伎の場面、東海道の物語、細かな着物の模様、そしてたくさんの猫。
作品数も多く、解説もわかりやすかったので、国芳のいろいろな面を見ることができました。
大阪で見たから今回はいいかな、と思っている方にもおすすめしたい展覧会です。
難しく考えずに見ても楽しめますし、猫の作品などはお子さんも楽しめそうです。
「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」は2026年9月23日まで。
気になっている方は、ぜひ出かけてみてください。
〇展覧会の公式サイトはこちらです
〇この本の表紙になっている作品も展示されてました
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
〇ブログ村に登録しています。バナーをぽちっとしてもらえると嬉しいです。

