気分転換&コスプレ感覚で時々着物を着て出かけています。
前回は、2022年の年末に出かけたときの様子をご紹介しました。
今回は1月上旬に京都観世会館にお能を見に行った時のコーディネートをご紹介します。
20年以上前につくってもらった着物を着るぞ!
今回のコーディネートのテーマは
「20年以上前につくってもらった赤い鮫小紋を着る!」です。
この鮫小紋への思いは、長くなるので今回の記事の最後に記載をしています。
コーディネート紹介
- 着物:20年以上前に親につくってもらった赤い鮫小紋
- 帯:ヤフオクで購入したピンク色に小槌の模様の名古屋帯
- 帯揚げ:着付け講師のみずのしのぶ先生の5色セット帯揚げのうすーいピンク
- 帯締め:道明さんの「奈良組 貴徳」
この帯締めは佐藤チアキ先生の多色帯締め講座の時に注文したもの
たぶん、元の値段は着物が一番高いのですが、私はお金を払っていないのでいくらかはわかりません。
私が支払ったお金で一番高いのは、帯締めです。
高かったけど、自分の好きな色の組み合わせなので、大満足🎵
後ろ姿はこちら
髪型は、雅先生の「ヘアスタイリング講座」で学んだ簡単夜会巻き。
寒さ対策
この日は最低気温が3℃、最高気温が11℃の予報でした。
出かけるのは昼間でしたが、帰宅が日が落ちてからになるので寒さ対策は万全にしました。
- 長めの手袋
- レッグウォーマー:薄めの裏起毛。日常使いするので黒にしたけど着物なら白がベター
- 足袋インナー
- フリース足袋
寒さ対策の詳細は過去に記事にしています。
https://parallel-careers.com/kimono-16/1766/
これに、お安くゲットしたアゲハラコートを着てでかけました。
まったく寒くなくて、歩くと汗ばむほどでした。
レッグウォーマーがいい仕事してくれたと思います。
赤い鮫小紋への思い
着物を着ることになったきっかけが「手持ちの着物を着る」なのですが、手持ちの着物でも難関の着物の1つがこの着物でした。
理由は「赤い着物は年をとったら着るのがむつかしい」というものです。
大学生の時に親が作ってくれた着物
この着物、私が大学で茶道部に入部した時に「着物が必要になるかも」と両親が作ってくれた着物です。
鮫小紋はお茶のお稽古とかに向く着物と言われています。
ただ、私の所属した茶道部では「お茶会でも白いシャツに黒スカートでOK」というお金をかけずにお茶を楽しむという先生のお考えで、着物を着る機会はありませんでした。
一度も着物に袖を通さずに大学卒業・・・
赤い着物は若い時しか着られない!?
その後着物を着たいとおもって数年間着付け教室に通ったのですが、その教室の先生(私の親くらいの年)には「この赤い着物は娘さんの着物、あなたには若すぎる」と言われてしまいました。
親にとってはいつまでも私は娘ですが、世の中的には中年になってしまっていたのです(くすん)
私には着物を受け継いでくれる人もいないし、染め直そうかなと悉皆屋さんにもっていったら「落款があっていいものかもしれないから染め直さない方がいい」
良いものを作ってもらったのであれば、なおさら着たい!
ということで、模索を続けていました。
何とかして着たい
どうしたものかと思っていましたが、別にファッションで着るならそこまで気にしなくてもいいのでは?と思うようになりました。
洋服でもいろんな恰好をしている人がいるのだから、日常着として着る分には自由に着ようと思うようになりました。
佐藤チアキ先生のコーディネート相談でも「好きなら気にせず着たらいいですよ」と背中を押してもらいました。
着物も衣服、気にせず着よう!
で、今ならマスクで顔が隠れているから年齢もわかりにくいし、一人でお能を見に行くだけなので誰かに迷惑をかけるわけでもないし、堂々と着て出かけました。
着て出かけてみた感想ですが「これからも気にせず着るぞ!」です。
誰かに何か言われることもなかったです。
心の中で「派手やな」思われていたかもしれませんが(^^;
時々足元や袖元の赤い色が目に入り、この着物を着られてうれしいなーと思いました。
帯を変えたりして、これからも着て出かけたいです。
素敵な着物を用意してくれた親の思いに「ありがとう」という気持ちです。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。