歌舞伎の世界を題材にした映画「国宝」が話題になっています。
歌舞伎を観に行く私の生態を知っているYoutubeが関連動画をおすすめしてくれるので、公開を楽しみにしていました。
公開から3週間近く経ち見にいくことができました。
備忘録がわりに感想を記録しておきます

映画 「国宝」の感想
「国宝」は吉田修一さんによる同名の小説を映画化したものです
歌舞伎役者に中村鴈治郎さんが協力して、作者の吉田さんが黒子として3年間歌舞伎の舞台に関わりその取材をもとに執筆されたそうです。
鴈治郎さんは関西で公演されることも多く、先日も大阪関西万博でも踊っておられました。

そんな鴈治郎さんが映画にも関わっておられると聞いたので、そこも楽しみのひとつでした。
では感想です
その1 あっという間の3時間
私が観に行ったのは夕方からの上演でした
料金が安くなる水曜日だったこともあってか混んでいました
3時間と長い映画なので「お腹空かないかな」「飽きないかな」と思っていましたが杞憂でした
3時間あっという間
事前にYouTubeの解説動画を見てネタバレしていたにも関わらず、飽きることなく最後まで見ました。
映画館もシーンと静まり返っていて観客が集中していることがわかりました。
その2 原作を読んでみたい
原作は上下巻にわたる大作です
それが3時間に短くなっているので端折ったところもあると思います
万菊さんはなんであそこに住んでるの?
あのお嬢さんはどこへ?
とか疑問がたくさん
原作も読んでみたいと思いました
その3 田中泯さんすごい
この映画で一番すごいと思ったのが田中泯さん
もちろん吉沢亮さんや横浜流星さんもすごいけど、凄みを感じたのは田中泯さんでした
これまで田中泯さんが出ている作品は大河ドラマの「鎌倉殿の13人」くらいしか見たことがなかったのですが、他の作品も見てみたいとと思いました
その4 歌舞伎を観に行きたくなった
関の扉、二人道成寺、鷺娘、曽根崎心中などの歌舞伎が映画中に出てきます。
それぞれの演目が歌舞伎役者さんだったらどういう風に演じられるのかな、と観たくなりました。
映画の役者さんは素晴らしかったですが、歌舞伎を好きで観に行っている私からするとあれ?と思うところがありました。
気になったのは
女形にしては足がバタバタしている
お化粧がこんなに崩れることはあるの?
こんなガタイのいい人がお初?
こんなに倒れてても幕を下さないってある?
シネマ歌舞伎でもいいから国宝で出てきた演目を一挙上映とかしてもらえないかなぁ

直近、京都や大阪で上演される歌舞伎はこちらです
大阪松竹座
京都南座
この映画をきっかけに歌舞伎が好きになる人が増えるといいなぁと思いました。
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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