祇園祭、時代祭とともに京都三大祭と言われる葵祭
祇園祭

時代祭

を見たことはこれまでもありました
葵祭は、自分が行列が通るのが私が住んでいるところから少し移動しないといけないこともあり、これまで見たことはありませんでした
今回、母がガイド付きの有料観覧席を申し込んでくれたので出かけてきました
葵祭
葵祭は上賀茂神社と下鴨神社の例祭です
1か月にわたって行われるお祭りです
歴史は古く、昔はまつりと言えば葵祭のことだったそう
源氏物語にも今回の路頭の儀の場面が出てきます
5月15日に下鴨神社・上賀茂神社に向かう行列が「路頭の儀」で、一般にも公開され多くの人でにぎわいます
今回はその「路頭の儀」つまりは行列を見るための有料観覧席とその行列の解説付きのツアーに申し込みました
路頭の儀
行列の有料観覧席が設けられているのは2か所
京都御苑と、下鴨神社
私たちは京都御苑の有料観覧席を申し込みました
よく通る京都御苑

この日はいつもとは雰囲気が違います

こちらはお香の松栄堂さん
京都御苑の近くにお店がある老舗のお店

いくつかのお店が出店していてにぎやか
有料観覧席は紅白の幕で分けられています

行列がスタートする10時30分より前の10時ごろに着席
ガイドさんの解説を聞きながら行列の開始を待ちます
有料観覧席
有料観覧席では、パンフレットなどのお土産がつきます

パンフレットには行列の説明もあって親切
これに加えて、参加したーツアー独自のサービスとしてオーディオガイドがありました
本列(近衛勅使列)
葵祭の行列は勅使代が主役の本列と、斎王代が行列の斎王代列の2つに大きく分かれます
まずやってくるのは勅使代列
写真がうまく撮れたものの中で印象深かったのが
牛車

本物の牛車がぎーぎーと音を立てながら進んでいきました
こんなにゆっくりやったんや
生で体験するって大切
勅使
天皇から託された御祭文をささげる役割を担う勅使
現代では代理として勅使代が列に参加しています

この行列の中で一番暗いが高い人ということもあり服も立派
馬の鞍も豪華でした
葵祭の行列に参加している人の多くはボランティアですが、近衛代に参加する人は今でも昔の摂関家に連なる人がしているそうです

斎王代列
近衛代列の次が、葵祭のハイライトともいえる斎王代列
葵祭は1500年ほど前から続いていますが、この斎王代の列は一度途絶え1956年に復活しました
斎王代

京都では春になると、どこのお嬢さんが斎王代に選ばれたかがニュースになります
前年の斎王代の方からの紹介で決まるそう
2000万円程度の持ち出しとなるので、それ相応のおうちじゃないと無理、ということで紹介制なんでしょうかね

十二単の重ねの色目がわかるように腰輿(およよ)から出してくれています
陪従の衣装
陪従(べいじゅう)の衣装が今年新調されたと紹介されました

たしかに、色鮮やか!
葵祭の衣装はどれも「本物」
事前準備に1か月以上かかり、しまうにも数か月かかるそうです
行列観覧の必須のもの
日焼け対策
みなさん、つばの広い帽子や、UV機能付きのパーカー、手袋を持参されていました
有料観覧席では日傘が使えないので対策は必須です
熱中症対策
有料観覧席には日陰がないので、熱中症対策は需要
水分、扇子やうちわ、あとは小型のファンを持っている人もいました
行列見るなら京都御苑がおススメ
有料観覧席は下鴨神社にもありますが、京都御苑がおススメです
理由は
- 列が出発したばかりで皆さん元気
- 行列の遅れが少ない
からです
馬や牛も参加しているこの行列
この日も途中で牛が動かなくなって、下鴨神社への到着が遅くなったそうです
ツアーの感想
有料観覧席の感想
有料観覧席は、はっきりいって見やすいというわけではないです
前に人がいたらかぶってしまいます
きれいな写真を撮りたいというのであれば、有料観覧席の後ろから望遠で撮影するのが良いと思います
ガイドさんの説明がよかった
今回のツアーでよかったのはガイドさんの説明です
会場内にも説明は流れるのですが、それは御所から出てくるタイミングで行われます
なので、自分の前に行列がくるにはタイムラグがあるのです
自分たちの目の前で「今目の前にいるのは」と説明してもらえるのはわかりやすかったです
そして、公式の解説や冊子にはない詳しい説明も聞くことができて、理解が深まりました
ガイドツアーはおすすめです!
今回参加したのは、JR東海のEX旅パックです
このツアーの良いところは、現地集合型のツアーが多いところです
今回の葵祭にも、様々な旅行会社がツアーを出しているようでした
今回のEX旅パックは、京都御苑に集合、行列が終わったら流れ解散、でした
なので、その前後に別の予定を付け加えてもOK
柔軟に予定が組めるのでお勧めです
〇葵祭は平安時代から続くお祭りです
以上、ご参考になればうれしいです。
それでは。
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